AI転倒検知システム
2023-01-10 10:01:15
高齢者介護に革命!AI転倒検知システム「mirAI-EYE」の全貌と期待
高齢者介護に革命!AI転倒検知システム「mirAI-EYE」の全貌と期待
近年、高齢者施設において事故の約60%が転倒によるものであり、特に早朝や深夜にそのリスクが高まることが明らかになっています。このため、介護スタッフは昼夜を問わず、見守りやチェックをしなければならないという課題に直面しています。人手不足が続く中、介護スタッフへの負担を軽減するための新しい技術が求められています。
「mirAI-EYE」がもたらす解決策
このたび、グローリー株式会社が開発した「mirAI-EYE」というAI転倒検知システムが今後の高齢者介護において重要な役割を果たすことが期待されています。このシステムは、先進の機械学習とAI画像認識技術を活用し、高齢者の様々な動作を正確に検知することが可能です。
従来の問題点を解消する技術
従来の居室見守りシステムには、誤ったタイミングで発報するケースが多く、実際には転倒していない時にも警報が鳴るという問題がありました。しかし、「mirAI-EYE」は、AIが高齢者の「物を拾う」「ベッドに座る」といった行動を正しく認識し、不必要な通知を避けます。これにより、介護スタッフは本当に必要な見回りに集中できるようになります。
機能紹介
1. 早期発見と通知システム
「mirAI-EYE」は赤外線3次元センサーを利用して、入居者の姿勢をモニタリングします。転倒と判断された場合、介護スタッフの携帯端末や管理PCに通知が送信されます。さらに、転倒に至る恐れのある動作も検知(起き上がり、端座位、離床、ずり落ち、横たわり)できるため、事故の予防にも優れていると言えます。
2. 広範囲な見守り機能
このセンサーは人の目には見えない特殊な電磁波を利用し、昼夜問わず正確な検知が可能です。また、センサーは360度回転する特性を持ち、最大3m×6mの範囲内での見守りが実現されます。
3. 事故防止に向けたデータ活用
管理PCに通知履歴や録画映像が保存され、過去のデータから詳細な状況を把握できます。この情報は家族への説明や事故防止策を考える際に役立つでしょう。プライバシーに配慮したモザイク設定も可能です。
今後の展望と導入予定
「mirAI-EYE」は、2023年1月18日から20日まで開催される第9回介護&看護EXPO大阪にも出展される予定です。この技術がもたらす安心な介護環境の実現に、多くの注目が集まることでしょう。グローリーは今後も技術の向上とオープンイノベーションを進め、ヘルスケア分野における社会課題の解決へ向けて取り組んでいく考えです。
最後に
高齢者施設での転倒事故は、介護現場において深刻な問題です。「mirAI-EYE」のような先進的な技術の導入は、スタッフの負担を軽減し、入居者にとってもより安全な環境を提供します。今後の導入と運用がとても楽しみです。
会社情報
- 会社名
-
グローリー株式会社
- 住所
- 兵庫県姫路市下手野1-3-1
- 電話番号
-
079-294-6317