地域の絆を深める新たな拠点「南町ひろば」
2025年4月1日、神奈川県小田原市にある箱根口ガレージ報徳広場に、新しい地域コミュニティセンター「南町ひろば」がオープンします。この施設は、子育て支援や多世代交流を中心に地域活性化を目指していて、地域の人々に新たな交流の場が提供されることになります。
箱根口ガレージ報徳広場とは?
箱根口ガレージ報徳広場は、報徳二宮神社が推進する「まちづくり推譲事業」の一環です。この事業は、小田原を中心とした神奈川県西湘地域でのひと・もの・お金の循環を促し、地域が持続的に発展することを目指しています。2021年に開業したこの広場には、飲食施設としてレストラン「きんじろうCAFE&GRILL」や洋菓子店「パティスリーヒンナ」があり、観光交流の拠点としても機能しています。ここで生まれた利益は、南町地域の子育て支援や3世代交流のために活用される予定です。
「南町ひろば」の運営と支援活動
今回、隣接する旧ヤマト運輸小田原城前営業所を報徳仕法株式会社が借り受けることで、「南町ひろば」が新たに運営されることとなります。NPO法人ママズハグがここに入居し、地域の母親をサポートする活動を進めていく予定です。ママズハグは、「100の言葉よりhug」をモットーに、親子のふれあいを重視した「TouchHug」などのプログラムを提供しています。
また、ママズハグは小田原市ファミリーサポートセンターとしても活動し、育児の支援が必要な方と、支援を行いたい方を結びつける役割も担っています。これにより、地域の人たちが互いに助け合い、育児の負担を軽減する環境が整います。
多彩なプログラムの提供
「南町ひろば」では、これまで限られた時間と場所で行われていたコミュニティ活動を朝から行えるようになります。以下のようなサービスを提供予定です:
- - 小田原市ファミリーサポートセンターとしての支援
- - ベビーマッサージのワークショップや資格講座
- - マタニティサロン、ママサロン、育休復帰支援サロン
- - 地域住民の憩いの場
- - 三世代交流の促進
- - ヤマト運輸の宅急便発送手配
- - きんじろう南町地域食堂
- - みんなのランドリー
これにより、地域住民が集まり、様々な年代の人々と繋がる機会が増えることが期待されています。地域コミュニティの重要性が高まる中で、子育て支援や多世代交流は今後さらに進化することでしょう。
開所式と内覧会の開催
開設に伴い、3月31日には「南町ひろば」の開所式と施設内覧会が行われます。開所式は11時から始まり、内覧会は11時30分から16時まで開催される予定です。参加希望者は誰でも参加が可能なので、ぜひこの機会に訪れてみてください。地域をよりよい場所にするための第一歩として、この新たなセンターがどのように機能していくのか、多くの人々がその成長を見守ることでしょう。