ザ・チェーンミュージアム、資金調達を完了
アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」を展開する株式会社ザ・チェーンミュージアムが、ジャフコグループ株式会社を引受先とした第三者割当増資を実施しました。この資金調達により、同社は「気付きのトリガー」を世界中に広めるために、プロダクト開発やマーケティング、また組織体制の強化に注力する方針です。
2023年11月には新たに麻布台ヒルズにアートスペースを開業予定で、都内にはすでに3箇所のアートスペースを運営しています。「気付きのトリガーを、芸術にも生活にも。」というミッションのもと、アーティストと観客の新しい関係を作り出すべく、さまざまな事業を展開しています。
アートとの多様な接点を提供
特に「ArtSticker」プロジェクトでは、オンラインでのアート販売やチケット販売を実施し、アートの新たな体験を提供しています。また、アートを生活に取り入れるため、ホテルや商業施設、オフィスなどの空間プロデュースを行う「Coordination事業」も展開しています。これにより、アートを身近に感じる機会を創出しています。
特に注目すべきは、アートコンサルティングサービスの充実です。商業施設やホテル、レジデンスに対するアート導入をサポートすることで、空間の価値を高めています。また、オフィス向けのアートレンタルサービスも提供しており、企業がアートを取り入れやすい環境を整えています。
ジャフコグループの期待と支援
今回の資金調達に関して、ジャフコグループの長岡達弥氏と上赤祥貴氏は、ザ・チェーンミュージアムが現代アートのプラットフォームを目指していることを評価しました。会社設立からの約6年間で積み上げてきた実績に基づき、アート関係者やコレクターからの信頼を獲得していることが、今後の成長につながると見込まれています。
ジャフコグループは、スタートアップ企業への投資を行うことで、アート業界の成長にも寄与したいと考えており、ザ・チェーンミュージアムとの連携を通じて、より多くの人々や企業の成長に貢献する意向を示しています。
未来の展望
ザ・チェーンミュージアムでは、今後もアート業界を盛り上げるための仲間を募集しています。ART×BUSINESS×TECHNOLOGYの視点から、アート活動を強化し、チームの一員としての参加が求められているのです。興味のある方はホームページで求人情報をチェックしてください。
同社は、美術館や博物館、ギャラリーなどのイベント入場チケット販売や、アートを活用したプロモーション計画についても支援しています。アートの導入を検討している法人に向けて、コンサルティングサービスを提供しており、ますます多くの企業や団体がアートの恩恵を受けることが期待されます。
この資金調達を契機に、ザ・チェーンミュージアムがどのようにアートを通じて新たな価値を創造していくのか、今後の動向から目が離せません。