長野・駒ヶ根市、移住婚プロジェクトが注目集める
長野県の駒ヶ根市は、結婚とともに地方移住を希望する独身者を支援する『移住婚』プロジェクトを推進しており、2025年6月末までに応募者数が累計201名に達しました。このプロジェクトは一般社団法人日本婚活支援協会と地方自治体が協力し、結婚相手を紹介しつつ移住支援を行う国内初の試みです。
移住婚の概要
移住婚の対象は、結婚後に地方移住を希望する20歳から50歳までの独身者です。応募にあたっては、登録料や利用料は一切かからず、誰でも気軽に参加できるのが大きな魅力。また、この取り組みは少子化や未婚率上昇、地方人口の減少という複雑な問題を解決するために、結婚支援と地域活性化を融合させて実施されています。
駒ヶ根市の魅力
駒ヶ根市は中央アルプスと南アルプスに囲まれた自然豊かな都市で、生活に必要な商業施設や医療機関が揃っています。”自然と暮らしやすさが両立するまち”として、多くの人から注目されています。新鮮な野菜や果物が並ぶ生産者直売所も充実しており、地域の食文化も豊かです。駒ヶ根の美しい自然環境は、移住を希望する人々にとって大きな魅力となっています。
安心のサポート体制
プロジェクトは2021年1月に開始され、ピア相談員と市役所の企画振興課が連携し、オンラインでのマッチングや現地見学、住まいや仕事に関する相談を行ってきました。応募者数が増える中、結婚を機に移住し、定住するカップルも増加しており、実績を上げているです。求職者向けのイベントも実施し、地域の魅力を直接体験できる機会が提供されています。
担当者の言葉
駒ヶ根市役所の企画振興課に拠点を置く少子化・人口戦略室の松崎さんは、「駒ヶ根市は中央アルプスや南アルプスに囲まれた自然豊かな街です。アクセスも便利で、移住を希望される方に様々なサポートを用意しています。気軽に相談していただき、まちの魅力を体感してほしい」と語っています。
また、えがお出会いサポートセンターの所長、森岡さんは、「結婚相談所には約200名の登録者がおり、そのうち44名が移住婚に関する登録をしています。イベントを通じて地域の人々と交流し、自然に触れることができるプログラムが魅力的です。参加者には宿泊補助もあり、地域の魅力を存分に味わってもらえます」と述べています。
関連リンク
移住婚プロジェクトの詳細や応募方法は、公式WEBサイトや結婚相談所のホームページを通じて確認できます。地域の魅力を実際に感じながら、結婚を通じて新しい生活を始めるチャンスを掴みましょう。このユニークな試みを通じて、多くの人々が新たな一歩を踏み出すことを、私たちは応援します。