新しい闇バイト対策
2025-07-07 13:03:18

藤沢市が官民連携で闇バイト対策特別授業を開始

藤沢市が新たな闇バイト対策を導入



神奈川県藤沢市が、闇バイト問題への対策として官民連携による特別授業を計画しています。2025年7月11日に藤沢翔陵高等学校で行われるこの授業は、慶應義塾大学の学生が立ち上げたEdTech企業「Classroom Adventure」と、サイバーセキュリティのリーダーであるトレンドマイクロ株式会社との協力により実施されます。授業では、異なる専門性を持つ3者が一体となり、若者に実践的な教育を提供します。

闇バイト問題の深刻な現状



暗い影を落とす「闇バイト」は、特に若者の間で深刻な社会問題となっています。警察庁の統計によると、闇バイトの検挙者の約80%が10代や20代の若者です。2024年の特殊詐欺の被害額も過去最高を記録しており、特に意図せずに闇バイトに関与してしまう事例が後を絶ちません。この状況を受け、従来の一方的な講義形式ではなく、効果的な教育方法が求められています。

特別授業の概要と目的



「レイの失踪」と題された闇バイト疑似体験ゲームを用いた授業では、実在の事件を元に構成されたストーリーを通じて、若者たちが自らの経験としてリスクを体験し、対処法を身につけることが目指されます。このゲームは、2024年12月のリリース以来、全国70以上の教育機関で6万人がプレイした実績があります。さらに、トレンドマイクロが提供する防犯アプリ「トレンドマイクロ詐欺バスター」は、詐欺情報をリアルタイムでチェックし、若者が質の高い情報リテラシーを持つことをサポートします。

体験を通じた学び



この授業は、体験と実践を通じて若者が詐欺のリスクを理解する機会を提供します。参加者は、「レイの失踪」ゲームで得た知識をもとに、詐欺バスターを使って現実の危険を見抜く力を養います。これにより、単なる知識の習得にとどまらず、実際の行動につながる力を身につけることが期待されています。

地域防犯強化への期待



この授業を終えた若者たちが家族や友人に情報を共有することで、地域全体の防犯意識が高まることが見込まれています。藤沢市は、地域の安全を確保するために様々な取り組みを行っていますが、今回の官民連携を通じて、さらに一歩前進することが期待されています。

教育とテクノロジーの融合



Classroom Adventureは、教育とテクノロジーを融合させることで、今後も新たなリテラシー教育を提供することを目指しています。今回の藤沢市との協力を契機に、全国の自治体との連携を深め、より広範な情報リテラシー分野における取り組みを進めていく予定です。

このような特別授業は、今後のリテラシー教育のモデルになる可能性を持ち、全ての若者が安全で安心な社会の一員として、自らの未来を切り拓いていく一助となるでしょう。

授業詳細


  • - 日時: 2025年7月11日(金)14時30分~16時30分(予定)
  • - 場所: 藤沢翔陵高等学校(神奈川県藤沢市)
  • - 対象: 同校の高校生
  • - 参加希望者: メディア関係者に取材の機会も提供

このように藤沢市の特別授業は、若者を守るための新たな試みとして注目されています。教育の場が現実のリスクに立ち向かうツールとして機能することを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社 Classroom Adventure
住所
東京都中央区新川1-7-2
電話番号
080-3595-1371

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