アリス=紗良・オットが贈る『フィールド:ノクターン全集』
ピアニストのアリス=紗良・オットが、新しいアルバム『フィールド:ノクターン全集』を2025年2月7日(金)に発売することが発表されました。彼女は日本とドイツのルーツを持つ音楽家で、これまでに数々の名作を世に送り出しています。
今作に収録されているのは、19世紀に活躍したアイルランドの作曲家ジョン・フィールドのノクターン全18曲です。フィールドは「ノクターン」という形式を広めた先駆者として知られ、彼の作品は後の作曲家、特にショパンに多大な影響を与えています。
フィールドのノクターンとは
フィールドのノクターンは、夜の情緒豊かな表現が特徴で、その音楽は聴く人々に深い感動を与えます。オットは、彼女のアルバムを制作する過程でフィールドの音楽の美しさに魅了され、これが自らの人生にも豊かさをもたらしたとコメントしています。「このアルバムを通じて、フィールドという作曲家の物語を多くの人と分かち合いたい」と彼女は語ります。
限定盤と通常盤の詳細
アルバムは通常盤と初回限定盤の2種類でリリースされ、初回限定盤には高音質のMQA-UHQ仕様のCDと特典映像を含むDVDが付属します。ミュージック・ビデオも収録されており、あの有名なテノール歌手アンドリュー・ステイプルズが映像監督を担当しています。
さらに、発売日当日の22時からは、「ノクターン 第2番 ハ短調」のミュージック・ビデオがドイツ・グラモフォンの公式YouTubeチャンネルでプレミア公開される予定です。オット本人もこの配信に参加するため、ファンは楽しみに待っています。
新たな映像作品と今後のツアー
また、2025年2月16日には、オットが様々なノクターンの世界観を表現した50分間の映像作品『NOCTURNES』が配信されます。この中では、ジョン・フィールドの音楽が持つ深さやその魅力を体験できる内容となっています。
さらに、オットは2025年6月に日本でのコンサートツアーを予定しており、仙台、東京、兵庫、名古屋の4都市で公演を行う予定です。彼女の新作音楽を直接聴ける貴重な機会をお見逃しなく。
アリス=紗良・オットのプロフィール
彼女は1988年にドイツで生まれ、4歳からピアノを始めました。音楽一家に育った彼女は、若いうちから多くの演奏家との共演を果たし、特に2008年にドイツ・グラモフォンと契約を結んで以来、国際的なキャリアを築いています。これまでに多くの名指揮者と共演し、幅広い音楽ジャンルに挑戦しています。
オットはただの演奏者ではなく、クリエイティブな活動にも取り組んでおり、様々なブランドとのコラボレーションや、クラシック音楽の新しい表現方法を模索しています。彼女の音楽と人間性に触れることができる有意義な新作のリリースを楽しみにしましょう。