TGパワーによる新しい試み
東京都渋谷区に本社を構える株式会社TGパワーは、太陽光発電を利用したPPA(Power Purchase Agreement)事業を展開しており、最近新たな取り組みとして、CO2排出量を削減する実証実験を実施しています。この実証実験は、親会社である株式会社ティーガイアが運営する4つのドコモショップにおいて行われており、その目的は再生可能エネルギーの活用を促進することです。
実証実験の概要
2021年4月からスタートしたこの実証実験では、蓄電池システムが導入され、各店舗にすでに設置されている太陽光パネルと連携して動作します。これにより、昼間に発電した電気を夜間や停電時にも使用可能となり、再生可能エネルギーの自家消費比率が10%向上する見込みです。また、全店舗でのCO2排出量は、太陽光発電システムのみと比較して50%削減されると予測されています。
テスラ蓄電池の採用
この実証実験において特筆すべき点は、テスラ製の蓄電池「Powerwall」が使用されていることです。Powerwallは高いコストパフォーマンスと性能を兼ね備え、既に海外ではVPP(バーチャルパワープラント)にも活用されています。これにより、より柔軟な電力管理が期待されています。
今後の展望とSDGsへの貢献
実証実験の成果を基に、TGパワーでは蓄電池を含むPPAサービスの商品化を進める予定です。既に契約を結んでいる顧客への提供も視野に入れ、新規受付も検討しています。さらに、BCP(事業継続計画)対策や再生可能エネルギーの活用を通じ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化する方針です。
この活動は、国際的な課題であるSDGs(持続可能な開発目標)の解決にも寄与するものであり、今後の展開に注目が集まります。
導入店舗
この実証実験が行われる店舗は以下の通りです:
- - ドコモショップ日高店(埼玉県日高市)
- - ドコモショップ八街店(千葉県八街市)
- - ドコモショップ鎌取店(千葉県千葉市)
- - ドコモショップ山武成東店(千葉県山武市)
PPAサービスについて
PPAサービスは、初期投資やランニングコストを気にせずに太陽光発電システムを利用できるサービスです。お客様は、実際に使った分の電気料金を支払うだけで、電力コストを削減できるほか、災害時の非常用電源としても活用できます。
最新の取り組みとともに、クリーンエネルギーの活用が進む未来を期待したいところです。