スターズ神戸、アジアリーグアイスホッケーへの新規参入が決定

兵庫県神戸市を拠点とする「スターズ神戸株式会社」が運営するアイスホッケークラブ『スターズ神戸』が、2025-2026シーズンより「アジアリーグアイスホッケー」への新規参入が決定しました。この決定により、横浜以西では初となるプロアイスホッケークラブが誕生し、地域にとっても大きなニュースとなっています。

新たな一歩を踏み出した『スターズ神戸』

『スターズ神戸』は、1994年に設立され、30年以上にわたり神戸で活動を続けてきました。設立当初は社会人のアイスホッケー愛好者によるチームとしてスタートし、阪神・淡路大震災を経た後もクラブ名を大切に引き継いできました。今回、2024年5月には法人化を果たし、元のクラブ名を譲り受ける形でアジアリーグへの参入が実現します。これにより、スターズ神戸は今後、プロアイスホッケーの舞台で活躍する新たなクラブとして、期待が寄せられています。

アジアリーグアイスホッケーの成り立ち

「アジアリーグアイスホッケー」は、2003年に始まり、日本と韓国から成るプロリーグとして成長を続けています。現在では過去のチーム編成とは異なり、日本と韓国の合計6クラブが参戦しています。2025-2026シーズンには、スターズ神戸が新たに参加することで、さらに多様性に富んだリーグになることでしょう。

2025-2026シーズンの参加クラブ

- レッドイーグルス北海道（北海道）
- 東北フリーブレイズ（青森）
- H.C.栃木日光アイスバックス（栃木）
- 横浜GRITS（神奈川）
- HLアニャンアイスホッケークラブ（韓国）
- スターズ神戸（兵庫）

競技の普及と強化を目指して

スターズ神戸は新たな参入に際し、アジアリーグアイスホッケーが掲げる「世界トップレベルの選手輩出」と「冬季五輪でのメダル獲得」を目指します。特に「ワールドワイドマインド」というコンセプトのもと、子どもたちにスポーツの魅力を伝え、未来のスター選手を育成する取り組みを強化していく方針です。

また、プロレベルのキッズゲームを毎年開催し、若い世代への成功体験を提供することにも力を入れる計画があります。2025年3月には初回のイベントも開催予定で、多くの子どもたちにとって一生の思い出となるような機会を創出することを目指しています。