グローバル・ブレインがライノフラックスに出資、バイオエネルギーを革新！

持続可能なエネルギーを目指すライノフラックス株式会社

バイオエネルギーと炭素回収技術の開発を行うライノフラックス株式会社は、グローバル・ブレイン株式会社が運営するShimadzu Future Innovation Fund（以下、Shimadzu FIF）から資金提供を受けることが決まりました。これは、環境保護と資源活用に向けた意義深いステップです。

ライノフラックス株式会社の概要

ライノフラックスは京都府京都市に本社を置くスタートアップで、2024年4月に設立されました。京都大学の革新的な研究成果を基に、バイオマス資源から電気エネルギーを生成しつつ、97.9%を超える純度で二酸化炭素を回収するプラント開発を進めています。同社の技術は、従来の燃焼プロセスとは異なり、金属イオンの還元を用いた発電法を採用しています。この方法により、発電コストは従来の半分以下に抑えることが可能となり、環境負荷の軽減につながります。

目指す未来と技術の優位性

カーボンニュートラル社会の実現が急務とされる中で、ライノフラックスはその技術力が注目されています。その特筆すべきは、同社のプラントが環境に優しいだけでなく、コストパフォーマンスの面でも優れていることです。バイオマス資源を効率的に利用するこの新しい方法は、クリーンエネルギー転換の一助となることでしょう。

資金調達と事業拡大の計画

グローバル・ブレインは、ライノフラックスが持つ反応工学の技術や経営チームの優秀さを評価し、今回の出資を決定しました。この資金調達により、同社は小規模発電および炭素回収の実証プロトタイプ機の製造に着手します。また、研究開発や事業開発体制の強化も図る予定です。これによってライノフラックスはさらなる成長を目指していくことでしょう。