日カンボジア都市開発協力の新たな一歩、プラットフォーム会合開催結果

日カンボジア都市開発協力の新たな一歩



令和6年12月16日に、国土交通省とカンボジア王国国土整備・都市計画・建設省の共同により、第5回日カンボジア都市開発・不動産開発プラットフォーム会合がプノンペンで開催されました。この会合は、両国の都市開発や不動産開発に関する進捗状況を共有する重要な機会となりました。

会合の内容と参加者



会合には約500名の参加者が集まり、日本側からは国土交通省の天河国土交通審議官をはじめ、在カンボジア日本大使館やJICAカンボジア事務所、関係団体および民間企業が出席しました。一方、カンボジア側からは国土整備・都市計画・建設省の高官や地方自治体、民間企業代表も参加しました。

会合の様子では、両国間でのビジネスマッチングが行われ、参加企業が自社のサービスや強みを相手方にアピールする場面が見受けられました。このような交流は、相互のビジネスチャンスを拡大させる可能性を秘めています。

また、会合の中で、サイ・サムオル副首相兼国土整備・都市計画・建設大臣との直接の対話も実現し、都市開発および不動産開発分野における課題解決に向けての協力を確認しました。特に注目されるのは、3D都市モデル「PLATEAU」の整備に関する協力関係について、確認の署名も行われたことです。

ボントム浄水場の完成



会合の同日には、プノンペン南西部に新たに整備されたボントム浄水場の完成記念式典にも出席しました。天河審議官は、日本の水道施設整備に対する支援の成果を紹介し、今後も日本の高い技術力を活かして、カンボジアの経済発展に寄与していく意向を示しました。日本の技術がカンボジアのインフラ整備に不可欠な役割を果たすことに期待が寄せられています。

今後の展望



この会合を契機に、日カンボジア間のさらなる協力関係が深まることが期待されています。都市開発や不動産開発において直面する課題を双方で解決し、持続的な発展を遂げるために、両国の政府および民間企業が連携して取り組んでいくことが重要です。今後も定期的なプラットフォーム会合を通じて、進捗状況を共有し、新たな取組を推進していく必要があります。

日カンボジア都市開発プラットフォーム会合は、ただの会議にとどまらず、両国の信頼関係を深め、未来を切り拓く新たな礎となることでしょう。このような国際的な協力を通じて、地域社会の発展と共に持続可能な未来が築かれることを願っています。

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