世界最先端のスタートアップカンファレンス「Unlock Japan」が東京で開催
本日より東京で、先進的なスタートアップ関連の知見を集めたカンファレンス「Unlock Japan」がスタートします。このイベントは、一般社団法人イレブンケーエス(11KS)によって主催され、日本のスタートアップエコシステムを強化し、国際化を図ることを目的としています。
11KSの理念と活動
11KSは、国内外のスタートアップエコシステムにおけるリーダーを育成する機関です。起業家やベンチャーキャピタリスト、教育関係者、公務員などの人材を教育プログラムや研究活動、カンファレンスを通じて育てています。共同で取り組むことで、グローバルに通用する専門人材の育成を目指しています。
カンファレンスの重要性
「Unlock Japan」には、60カ国以上から集まった50人以上のスタートアップの専門家が登壇し、彼らの経験やノウハウを日本の参加者と共有します。このカンファレンスを通じて、以下の3つの重要なテーマが浮き彫りになります。
- - イノベーターは生まれるものではなく、育てられるものである。
- - 限られたイノベーターに選抜されるためのエネルギーを注ぐ。
- - 若手のイノベーターをグローバルなスタートアップエコシステムに連携させる。
これらのテーマを深掘りすることで、日本のスタートアップ環境に変革をもたらすことが期待されています。
注目のセッション
今回のカンファレンスでは、以下のセッションが特に注目されています。
1. Building Category Leading Firms
このセッションでは、スタートアップがどのようにグローバルな市場でリーダーシップを確立するかについて、VC(ベンチャーキャピタリスト)からの具体的なアドバイスが共有されます。登壇者には、Jeff Clavier(Uncork)、福山太郎(Rice Capital)、Gil Dibner(Angular Ventures)などが名を連ねています。
2. Launching an Extremely Ambitious Global Company in Asia
アジアでの起業に挑んだ米国人の起業家が、アジア市場への進出の理由や課題について語ります。このセッションには、Will Polkinghorn(Need)が登壇します。
3. Japanese Biotech
日本のバイオテクノロジーに焦点を当て、特許や技術をもとにしたスタートアップ育成について、投資家たちがその取り組みを紹介します。登壇者にKen Horne(AN Ventures)や藤原晴彦(東京大学 教授)などが参加します。
4. From the Lab to IPO: The Future of Gene Editing
遺伝子編集の研究とその未来について、日本とアメリカの研究者が情報を共有します。登壇者にはJennie Hamilton(Azalea Therapeutics)、山本雅之(東北大学 教授)などが名を連ねています。
5. How Remarkable Individuals Catalyze Global Economic Growth
優れた起業家が適切な指導を受けることで経済成長を促進する可能性について、Allen Taylor(Endeavor Catalyst Fund)とFernando Fabre(Kauffman Fellows)が語ります。
フィル・ウィックハムのメッセージ
11KSの設立時代表理事であるフィル・ウィックハムは、日本独自のイノベーション環境の大切さを強調しました。「日本には才能あふれる人材が多くいる一方で、スタートアップエコシステムへの支援が不足している現実があります。このカンファレンスを通じて、より多くのイノベーターの発掘と成長を促進したいと考えています。」
開催概要
- - 日程: 10月8日(火)、10月9日(水)
- - 会場: フォーシーズンズホテル東京大手町グランドボールルーム
- - 主催: 一般社団法人イレブンケーエス
多くの企業や団体からの後援を受けており、今後も定期的にこのカンファレンスが開催されることが期待されています。