株式会社フェズがFinviet社と業務提携、ベトナムでのリテールデータプラットフォーム共同開発へ

株式会社フェズとFinviet社の業務提携について

株式会社フェズがベトナムのFinviet Technology Corporation（以下「Finviet」）と業務提携を締結しました。この提携により、より効率的な小売環境の実現や、デジタル金融ソリューションの普及を目指します。フェズは東京都千代田区に本社を置き、業界に特化したマーケティングメディアを展開しています。

業務提携の背景

近年、日本国内では人口減少が進んでおり、多くの小売企業やメーカーは経営戦略の一環として海外市場への進出を考えています。こうした状況を受け、フェズは2024年10月1日に創業者の伊丹が取締役・海外事業責任者に就任し、ベトナムを拠点とする海外展開の準備を進めています。

Finvietは、ベトナムにおいて150万の中小企業向けに、決済プラットフォームやマーチャントサービス、サプライチェーン管理などの金融・運営ソリューションを提供しており、デジタル化が進む中でそういった基盤となるサービスの必要性が高まっています。

Finviet社の概要

Finviet（公式サイトはこちら）は、流通業務をオンライン化し、 manufacturer-to-consumer（M2C）モデルを活用することを目指しています。これにより、メーカーから消費者までの流通網が効率化されることが期待され、特に小規模店舗や流通業界に貢献すると考えられています。

代表的なアプリ「ECO Merchant」は、このモデルを実現すべく開発され、小規模店舗が簡単に取引を行えるようにサポートしています。このアプリを使うことで、ユーザーは多様な商品からの注文が可能で、受発注や配送情報を簡単に確認できる便利さがあります。

期待されるシナジー

フェズとFinvietの提携により、双方の強みを活かしたリテールデータプラットフォームの創出が期待されます。Finvietのデータ基盤とフェズのマーケティングノウハウを融合させることで、より高性能なデータプラットフォームの提供が可能になり、それが台頭するベトナム市場での成長の手助けとなるでしょう。

両社のコメント

FinvietのCEOであるNguyen Thanh Hien氏は、「この戦略的な提携により、我々は小売業者、ブランド、ステークホルダー向けに貴重なソリューションを提供できると信じている。フェズとの協力を期待している」と述べています。

一方、フェズの伊丹取締役は「Finvietのビジョンに共感し、共同でデータプラットフォームを立ち上げることでリテール産業の発展に貢献したい」と語っています。

この提携は、国境を超えた新たなビジネスチャンスを創出するものであり、両社の成長が期待されます。来るべき未来に向けて、共に進んでいく姿が目に浮かびます。「リテールデータプラットフォームが、ベトナム市場に与える影響にご期待ください」と両者からのメッセージも届いています。

今後もフェズとFinvietの動向に注目が集まることでしょう。