多様な絆のかたちプロジェクト第三弾開催
2025年6月14日(土)、NPO法人Fineが主催する「多様な絆のかたちプロジェクト」の一環として、「里親・養子縁組養親とのオンライン交流会」が実施されます。このプロジェクトは、里親や養子縁組制度についての理解を深めることを目的としており、特に不妊治療に取り組む患者やその家族が対象です。
プロジェクトの背景
日本においては、家庭の事情やさまざまな理由から、産みの親と共に育つことができない子どもたちが多く存在しています。これらの子どもたちは、家庭的な環境で育てられることが求められていますが、血縁のない親子関係は、まだまだ社会的に理解されにくい現状があります。多くの方々が「産む以外の選択肢」を考えることは難しく、後悔の声が多く寄せられています。このような声を受けて、Fine内に「多様な絆のかたちプロジェクト」が立ち上がり、様々なイベントを通じてその理解を深める取り組みが始まったのです。
過去の取り組み
これまでに、本プロジェクトでは二つのイベントを実施しています。第一弾では、特別養子縁組をした家族のドキュメンタリー上映会を行い、第二弾では里親として活動している方々による講演会を開催しました。どちらも参加者にとって貴重な学びの機会となり、里親や養子縁組に対する理解を深めることができました。
オンライン交流会の詳細
今回のオンライン交流会では、実際に不妊治療を経て里親や特別養子縁組の養親となったお二人を招き、彼らの体験談を聞くことができます。また、参加者同士が交流できる機会も設けられており、同じような経験を持つ方々と自由にお話しすることができます。
この交流会は、体験談セッションとゲストとの交流会の二部構成となっており、参加者はそれぞれの意思や感情に寄り添った話し合いを持つことができるように配慮されています。ただし、交流会の参加者は、不妊や不育の経験者で、実子以外の選択に関心がある方々に限られます。
イベントの参加について
参加費は無料ですが、事前申し込みが必要です。また、ゲストのプライバシーを尊重するため、メディア関係者の参加は控えるようお願いしています。定員は交流会が20名と限られているため、興味がある方は早めの申込みをおすすめします。
まとめ
「多様な絆のかたちプロジェクト」のオンライン交流会は、里親や養子縁組への理解を深めるだけでなく、不妊治療を経た当事者同士のコミュニケーションの場ともなります。このようなイベントを通じて、多くの子どもたちが温かい家庭で育つ手助けになることを期待しています。あなたも参加して、共に学び、共有しましょう。