FCCテクノが変革するオフィス環境
株式会社FCCテクノ(本社:福岡県福岡市、CEO:西村秀星)は、福岡市においてヘッドオフィスの改装を完了しました。このリニューアルの目的は「自然と対話が生まれ、出社が促される空間づくり」です。リモートワークが主流となる時代にあって、出社することがもっと楽しく、心地よいものになるよう努めています。
FCCテクノとは
FCCテクノは、1962年に福岡で創業したITベンチャーで、主に大型コンピュータを用いた受託計算を行ってきました。60年以上の歴史を経て、2021年には若手経営陣による第二創業期を迎え、オープン系やウェブ系の開発、デジタルトランスフォーメーション(DX)コンサルティング、そしてクラウド環境での開発など、多角的なサービス展開を行っています。特に大手企業システム開発やエネルギー事業に精通し、地元九州を中心に全国のお客様へ幅広くサービスを提供しています。
改装の背景
今回のオフィスリニューアルは、2021年のオフィス移転時に感じた課題から始まりました。当初のオフィスは、コロナ禍の影響を受け、「綺麗だけど無機質」といった印象を抱かせるものでした。そこで、改装では「自然と人が集まり、対話が生まれる空間」を重視することとしました。具体的には、働く人がリラックスしやすい環境を整えることで、同じ温度感で仕事と休憩を行えるように工夫しています。
特徴的な空間デザイン
設計は今宮優子デザイン室によるもので、働く人々を中心にした空間づくりを徹底しました。ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)を採用せず、全ての席で均質的なパフォーマンスが出せるように設計されています。オープンスペースには多くのミーティングエリアを設け、ディスプレイやホワイトボードを設置。これにより、自然な対話が促進され、仕事の流れがスムーズに進むような仕組みが構築されています。
リニューアルの影響
リニューアル後、社内では自然と人々が集まるようになり、以前には見られなかった活発なコミュニケーションが生まれています。これまであまり呼びかけをすることもなかったのに、気づいてみたら会話が活発化しているとの声も上がっています。空間のつながりによって、新しいコミュニケーションが生まれ、働く人々のモチベーションも向上した模様です。
リニューアルに携わった方々のコメント
リニューアルのデザインを担当した今宮優子氏は次のように述べています。「見えない壁を取り除き、ゆるやかにつながる空間デザインを目指しました。おだやかな灯りとアート、家具によって、集中やリラックスを自然に切り替えることができると思います。」
アートを担当した渡辺加奈子氏は、「美しい色や造形のアートが入ることで、厳しい雰囲気が和らぎ、仕事の効率も向上する」とコメントしています。
今後の展望
FCCテクノでは、「会社」という枠に囚われない“長いチーム”の実現を目指しています。メンバーが一時離れても再結集できる、自律分散型の成熟したチームが理想です。今回のリニューアルはその第一歩となり、働く環境が整ったことで、自社イベントも生まれやすくなりました。リモート時代だからこそ、肌に優しいような“ゆるい繋がり”が大切であると考えており、このオフィスがその発信源となることを期待しています。
この新しいオフィス空間が企業文化の向上につながり、自由で温かな職場環境を作り出すことに注力していくFCCテクノの挑戦から目が離せません。