2025年4月、IPU・環太平洋大学に新たにスポーツ科学研究科が設立されることが発表されました。この新設科では、スポーツに関する高度な科学研究を行い、教育的側面や身体パフォーマンス向上、さらにはスポーツデジタルトランスフォーメーション(DX)や地域創生といった多岐にわたるテーマに取り組むことが予定されています。また、この研究科の開設に先駆け、特別なシンポジウムも開催されることになっています。
スポーツ科学研究科の設置目的
新設されるスポーツ科学研究科では、スポーツや身体活動に対する人文・社会科学、自然科学の視点からの詳細な分析を行い、その教育的な意味やパフォーマンスの向上について深く探求します。さらに、地域におけるスポーツ活動がどのように地方創生や健康増進に寄与できるかについても研究が進められます。
養成する人材の姿とは
この研究科では、スポーツ界の多様化するニーズに応じて、以下のような高度な専門職を養成することを目標としています。
1. 実践力を備えた中高等学校用専修免許を持つ教員
2. 高度な技術を持つコーチングスタッフ
3. 競技力向上を支援する情報や科学の専門家
4. 地域におけるスポーツやまちづくりに寄与できる専門プランナー
5. 健康スポーツや介護関連産業で活躍できる職業人
これらの人材の育成は、スポーツ科学に基づいた新たな知識や価値を創出する力を身に付けることに重きをおいています。さらに、自ら考えて行動できる能力も重要視されています。
シンポジウムの詳細
この新設科開設に際して、「オリンピックとスポーツ科学」をテーマにしたシンポジウムが、2024年9月21日(土)に岡山県岡山市北区で開催されます。場所はピュアリティまきびの3階にて行われ、参加希望者には事前の申し込みが必要です。シンポジウムを通じて、市民や学生たちにスポーツ科学の重要性や可能性について知ってもらう貴重な機会となります。
この機会に、スポーツ科学に興味のある方々が集まり、未来のスポーツ界や地域社会の発展に寄与できるような知見を得ることを期待しています。
このようにIPU・環太平洋大学の新設科は、まさに未来のスポーツ界を支える基盤を築くための第一歩と言えるでしょう。新しい時代のスポーツ科学の進展に、ぜひご注目ください。