新潟の新しい決済
2025-06-20 14:49:23

新潟市で進化するモビリティ:TMNが目指す次世代決済システム

新潟市が選んだ次世代の決済手法とは?

株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)が開始したクラウド型モビリティマルチ決済システムの実証事業が注目されています。この取り組みは新潟市の令和7年度「デジタルイノベーション創出推進補助金」に採択され、大きな期待が寄せられています。TMNは、AIカメラを使用した顔認識技術を活用し、流行のウォークスルー型顔認証決済を推進しています。

このプロジェクトの目標は、顔認識技術の精度向上だけでなく、バスの運行データを有効に活用することです。乗降OD(Origin-Destination)データを元に、利用者のニーズを把握し、運行計画を効率化する計画です。これにより、バスの効率的な運営が可能になり、公共交通の持続可能性向上につながると考えられています。

これまでに、新潟市と渋川市で合計4回の実証実験が行われ、カメラ設置位置や画像処理技術の改善が進められました。TMNは、これらの実験成果をもとに、さらなる精度向上に注力します。

特に注目すべきは、2023年4月に改正された道路交通法により、公道でのレベル4の自動運転(無人運転)が解禁されている点です。これにより、決済業務の自動化や高度化は、安全かつ便利な自動運転サービスを実現するための重要な要素となります。

乗降データの活用とその可能性


TMNの実証事業においては、乗降データを様々な領域で活用することが期待されています。以下のような具体的なアプローチが考えられます。
1. 運行計画の見直し
乗降データを基に、地域ごとの利用実態を把握し、それに応じたダイヤ設定や車両配備を行うことができるでしょう。これにより、地域のニーズに合ったサービス提供が実現します。
2. 決済業務の効率化
クラウド上で運賃を算出し、決済端末と連携させることで、運賃収受の負担を軽減。バス利用者は、乗車時の操作が不要になり、利便性が向上します。
3. ウォークスルー決済の簡略化
自動での認識・認証が行われることにより、乗降手続きが迅速かつスムーズに進むことが期待されます。

本取り組みは、Amazon Web Services(AWS)を活用して進められ、クラウドネイティブなアーキテクチャとエッジAIを基にしています。TMNは、地域自治体や交通事業者、技術パートナーとしっかり連携し、次世代モビリティを社会に実装することを目指しています。

過去の取り組みと今後の展開


TMNはこれまで、いくつかの実証実験を行い、着実に成果を上げています。2023年4月には渋川市と連携協定を結び、その後も新潟市での実証実験を重ねています。コロナ禍でもフルスロットルで取り組みを進め、新たな交通インフラの実現に向けて動いています。
2024年にはさらなる実証実験を予定しており、地域の公共交通システムに新風を吹き込むことでしょう。

このように、TMNの取り組みは単なる決済技術の進化に留まらず、交通サービス全体の改革につながる可能性を秘めています。新潟市の公共交通における持続可能性を向上させるための革新的な道筋として、今後の展開に多くの期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス
住所
東京都中央区日本橋2-11-2太陽生命日本橋ビル18階
電話番号
03-3517-3800

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