新機能でフレックスタイム制を見える化
最近、株式会社ラクローが打刻レスの勤怠管理サービス「ラクロー」に新機能を追加しました。この新機能は、フレックスタイム制で働いている従業員の月末の見込労働時間を、実際の労働実績に基づいて算出するものです。2025年7月9日にリリースされたこの機能は、労働時間の把握をより正確に行える手助けとなります。
フレックスタイム制とは?
フレックスタイム制は、労働者が自らの働く時間を決定する柔軟な制度です。従業員はあらかじめ設定された総労働時間内で始業や終業の時間を選び、効率的な働き方を実現しています。しかしこの制度には、月末にどのくらいの時間外労働が発生するのかや、総労働時間が足りているのかといった情報が分かりにくいという課題もありました。
新機能の詳細
新たに追加された機能では、グラフを用いて「このままのペースで働いた場合、月末の労働時間がどのようになるか」を視覚的に示します。具体的な計算方法はシンプルで、「前日までの自己申告の総労働時間」を基に、労働率を算出。その労働率に従って、残りの日数でどのような労働時間になるかを示す仕組みです。
この機能では、「標準労働時間に基づいた見込時間」と「前日までの平均労働時間に基づく見込時間」を選ぶことができ、より自分の実態に合った情報を確認できます。
課題解決に向けて
以前は標準労働時間をもとに算出された見込時間が、実際の労働実績と乖離する場合がありましたが、今回の機能によって従業員はより実態に即した労働時間を把握することが可能になりました。これにより、労働者自身や管理者は月末に向けての労働時間の調整が容易になります。
長時間労働は健康リスクを伴うため、この新機能は従業員の健康を守るための強力な助けとなるでしょう。
「ラクロー」について
ラクローは、客観的な記録を基にして、打刻なしで勤怠管理を行う新しいサービスです。PCログなど、実際の業務データをもとに労働時間を管理するため、特にテレワークや在宅勤務の環境での使い勝手も抜群です。突合作業が不要となることで、安心で効率的な勤怠管理が実現されるのです。
この新機能を活用することで、効率的な働き方が促進され、ひいては企業全体の生産性向上に寄与することが期待されています。