中堅・中小企業向け新セキュリティ評価プラットフォームの開始
SecureNavi株式会社が、リコージャパン株式会社との協業により、2026年6月30日から新たなセキュリティ評価支援プラットフォーム「StarQuest for RICOH」の提供を開始します。このサービスは、経済産業省が推進する「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」(SCS評価制度)への対応を中堅・中小企業に提供し、企業の安全性を向上させることを目的としています。
社会背景と課題
近年、中堅・中小企業はサプライチェーン攻撃のターゲットとなることが増加しており、それによって情報漏洩やシステムの停止が問題視されています。このため、経済産業省は SCS評価制度を導入し、企業のセキュリティ水準の向上を図ることにしました。2026年度末にはこの制度が運用される予定です。
多くの企業がチェックシートを使い、パートナー企業のセキュリティ対策を確認していますが、それは双方にとって多くの負担を伴っています。また、専門のセキュリティ人材が希少であり、持続可能なセキュリティ対策の構築が経営上の大きな課題となっています。
協業の経緯
SecureNaviは、ISMS認証やPマーク取得を効率的に進めることができるクラウドサービスを展開しており、中堅・中小企業を支援する実績があります。一方、リコージャパンは長年にわたるセキュリティベンダーとの協業を通じて、企業や自治体に対する一貫したセキュリティ対策の支援をしてきました。
この2社は、リコー社の社内外統合型アクセラレータープログラム「TRIBUS」に参加し、共同で中堅・中小企業向けの SCS評価制度対応サービスを企画しました。これにより、SecureNaviのクラウドサービスにリコージャパンの提案を加えた新しいプラットフォーム「StarQuest for RICOH」を提供することが実現しました。
「StarQuest for RICOH」とは?
「StarQuest for RICOH」は、SCS評価制度に基づくアセスメントをAIでサポートし、企業が自社のセキュリティ対策状況を把握できるようにします。評価結果はビジュアル化され、AIガイドが自動で現在の対策レベルを判定します。さらに、既存の社内セキュリティポリシーをAIがチェックし、必要な改善点や不足点についてのアドバイスを行います。その結果、企業は効率的にセキュリティ対策を進めることが可能です。
認証手続きの過程で浮かび上がる課題に対しては、AIが具体的なアクションプランを提案し、セキュリティ対策が持続的に改善される体制を築くことが期待されています。
価格と提供体制
「StarQuest for RICOH」の価格は、月額契約が30,000円(税別)、年額契約が360,000円(税別)です。このプラットフォームは、リコージャパンが提供する技術的対策と組織的対応を組み合わせ、ワンストップでセキュリティサポートをします。
リコージャパンは全国100万以上の企業に対して、豊富な経験とノウハウを基にした提案を行い、クライアントの安全な経営に貢献します。このサービスを通じて、SCS評価制度への対応を行う中堅・中小企業の持続的なセキュリティ対策の確立を目指しています。
企業情報
SecureNaviは、2020年に設立された情報セキュリティに特化した企業であり、「文系のセキュリティ」領域を技術で解決することを目指しています。一方、リコージャパンは全国的に拠点を持ち、企業のDXを支援するソリューションを提供しています。
この協業を通じて、中堅・中小企業のセキュリティ対策が大きく進化することが期待されます。