訪日韓国人の宿泊予約行動を探る調査結果
2026年5月22日、福岡の博多駅前で、訪日韓国人157名を対象に「宿泊予約行動調査」が実施されました。この調査を行ったのは、福岡市に本社を置く株式会社ジャリアです。調査の目的は、韓国人旅行者が宿泊施設をどのように認識し、予約に至るまでの過程を詳細に理解し、宿泊施設がOTA(オンライン旅行代理店)依存から脱却するための方向性を示すことです。
調査の背景と目的
近年、多くの宿泊施設がOTAを通じて宿泊予約を獲得していますが、その一方で手数料負担の増加や価格競争による利益率の低下といった課題が浮き彫りになっています。これに対応するため、公式サイトからの直接予約を促進する取り組みが求められていますが、その実行には旅行者の行動を十分に把握した設計が不可欠です。
今回の調査では、宿泊施設が韓国市場向けの集客に何を重視すべきかを多角的に分析しました。
調査概要と方法
調査日:2026年5月22日
場所:福岡県福岡市博多駅前
対象:訪日韓国人観光客157名
方法:宿泊予約サイトを利用した調査とアンケートを実施。具体的には、各予約サイトや情報源を選んでもらい、旅行計画や予約行動に関する質問に答えてもらいました。
主な調査結果
1. 宿を知ったきっかけ
宿泊施設を認知した主な方法は宿泊予約サイトで、全体の80.4%を占めていました。SNSやインフルエンサーはわずか2%と、旅行者にとってOTAが主要な情報源であることが明らかになりました。
2. 利用した宿泊予約サイト
予約実績としてはAgodaが55.4%で最も高く、次いでTrip.com(24.8%)、公式サイト(14.6%)と続いています。特にAgodaの活用が韓国市場向けの鍵であることが示されています。
3. 宿泊予定施設の確認方法
宿泊施設の事前確認についてもOTAが81.4%と多数を占めており、公式サイトは17.6%、SNSは9.8%でした。このことから、OTAが情報収集の中心的な役割を果たしていると考えられます。
4. 公式サイト確認後の予約状況
公式サイトを確認したユーザーの88.9%が実際に公式サイトで予約を行っており、OTAで認知した後に公式サイトで最終決定をする傾向が見られます。
5. 予約理由
予約サイトを選んだ理由のトップは「価格」55.2%、次いで「使いやすさ」48.3%です。韓国の旅行者は料金の明確さや比較の容易さを重視しています。
6. 旅行を決定した時期
「今回の旅行を決めた時期」に関しては、43.1%が「3カ月以内」、38.2%が「1カ月以内」との回答で、短期間での決定が特徴的です。
考察と提言
調査結果から、韓国市場向けの宿泊集客で重要なのは、OTAと公式サイトの役割分担が明確である点です。OTAを初期の接点として活用し、公式サイトへと自然に誘導する導線が求められます。
さらに、公式サイトの韓国語対応や使いやすい予約プロセス、ベストレート保証の導入などが、公式予約比率の向上につながるでしょう。
結論
株式会社ジャリアはこのような調査を元に、韓国市場向けの宿泊集客を支援するためのサービスを強化しています。今後、韓国語公式サイトの制作、NAVER・Google マップでの接点強化、OTAから公式サイトへの誘導設計のコンサルティングなどを提供していく予定です。韓国市場向けの集客にお困りの宿泊施設は、ぜひご相談ください。