隈研吾氏、顧問就任
2021-09-27 16:30:01
隈研吾氏が「hide kasuga 1896」の顧問に就任し、サステナブルな未来へ挑戦
隈研吾氏が新たな挑戦に踏み出す
日本の建築界を代表する隈研吾氏が、株式会社hide kasuga 1896の顧問に就任しました。彼はサーキュラーエコノミー構築コンソーシアム「グリーン・コンポジット・ヒルズ」プロジェクトへの参加も表明し、持続可能な未来に向けた新たな挑戦の一環として活動をスタートさせました。
隈氏は、吉田橋の改修や軽井沢の家など、自然を取り入れた独自の建築スタイルで知られています。彼が初めて同社の表参道ショールームに足を運んだ際、多様な素材のリユースとリサイクルの考え方に深く感銘を受けたとのことです。彼は、新しい素材と伝統的素材の融合を追求し、未来を見据えたデザインに期待を寄せています。
顧問就任への思い
隈氏は、「カーボンファイバーや麻など、自然素材を新しい手法で再構築するというコンセプトに強く惹かれました」とコメントし、そのビジョンが自身のデザイン哲学に合致していると語りました。これからは共に持続可能で高品質な素材の開発に取り組み、新たな可能性を模索していく姿勢を見せています。
隈研吾氏の略歴
隈氏は1954年に生まれ、東京大学の建築学科で学びました。彼は1990年に「隈研吾建築都市設計事務所」を設立し、国内外で数多くのプロジェクトを手がけています。隈氏の作品は、地域の文化や環境に配慮した柔らかなデザインが特徴的であり、多くの賞を受賞しています。特に、持続可能な建築素材の研究に力を入れており、コンクリートや鉄の代替となる材料の探求を続けています。
サーキュラーエコノミー構築コンソーシアム「グリーン・コンポジット・ヒルズ」
サーキュラーエコノミー構築コンソーシアム「グリーン・コンポジット・ヒルズ」は、素材・製品・消費者・再生が循環する仕組みを作ることを目指しています。コンソーシアムは産学官連携により、人工繊維や天然繊維を活用した新しい複合材の開発に取り組んでいます。このプロジェクトは、持続可能な素材のトレーサビリティを構築し、循環型社会の実現に寄与することを目指しています。
株式会社hide kasuga 1896の役割
株式会社hide kasuga 1896はサーキュラーエコノミーの推進に取り組んできたマテリアルシンクタンクであり、2012年に設立されました。彼らは、信州大学に素材研究所を開設し、サーキュラーギャラリーを開業。隈氏の加入によって、この取り組みを一層深化させ、持続可能な素材の開発と発信を進めていくことが期待されています。
隈研吾氏の顧問就任は、建築界だけでなく、広くサステナビリティに関心を持つ人々にとっても大きな関心事です。彼のビジョンが具体化することで、日本の建築やデザイン界における持続可能な未来が拓かれることを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社hide kasuga 1896
- 住所
- 東京都港区元赤坂1-7-17 テラサワビル 2F
- 電話番号
-
03-6432-9024