株式会社ひびき精機、カナダ企業と航空宇宙部品での新たな連携へ

株式会社ひびき精機とカナダ企業との新たなパートナーシップ

株式会社ひびき精機は、カナダのOptima社と航空宇宙部品の製造に特化したパートナーシップ契約を結びました。今回はこの画期的な連携について詳しくお伝えします。

北米航空宇宙市場の需要に対応

近年、航空宇宙産業は急速に拡大しており、その需要に応えるためには、短納期かつ高精度な部品供給が求められています。株式会社ひびき精機は、この状況を受けて、米国やカナダ市場向けに少量生産と難加工技術を駆使した部品の供給を目指しています。

このパートナーシップにより、ひびき精機はOptima社の強力な調達ネットワークと生産体制を活用し、迅速な対応が可能になると期待されています。また、両社は新しいリモートファクトリーマネージメントシステムによる生産協力体制のIoT化も計画しており、生産の効率化を図ります。

コロナ禍を超えて

コロナウイルスの影響が続く中でも、ひびき精機とOptima社はスムーズなコミュニケーションを維持することができました。この背景には、カナダ・アルバータ州の投資誘致機関であるインベスト・アルバータ・コーポレーション（IAC）の支援があります。IACのCEO、Rick Christiaanse氏はこの取り組みを非常に評価し、地域産業への波及効果を期待しています。

地域活性化への期待

ひびき精機とOptima社の協力が実証実験を経て成功を収めることができれば、アルバータ州と山口県の地場産業にも大きな利益をもたらすでしょう。Christiaanse氏は「この革新的なソリューションによって地域が活性化され、世界初の取り組みとして評価されることを願っています」と述べています。

ひびき精機の企業概要

株式会社ひびき精機は、山口県下関市に本社を持つ企業で、航空宇宙関連部品や半導体製造装置の部品を製造しています。1967年に設立され、以来品質向上に努め、ISO認証も取得しています。特に航空宇宙関連の製造においては、JISQ9100などの高い品質基準を満たす技術力を誇ります。

さらに、ひびき精機は中小企業庁から優良企業として選定されるなど、地域経済にも大きな影響を与えてきました。