兼松KGKが「ASNARO」の公認サポーターに認定される
2024年9月2日、加工リソースのシェアリングサービス「ASNARO」を運営する株式会社丸菱製作所が、株式会社兼松ケージーケイ(略称:兼松KGK)を公認サポーターとして認定したことが発表されました。この認定により、兼松KGKは丸菱製作所とパートナーシップを組み、ASNAROの全国展開を加速する役割を果たすことになります。
ASNAROの概要
ASNAROは、製造業者が所有する製造技術を商品として提供し、売買を行うプラットフォームです。従来のマッチングサービスとは異なり、技術に特化しており、各業者が持つニーズに最適な取引先を見つけることが可能です。受託先を探す企業は、複雑な商流を経ずにサイト上で直接発注でき、その結果、スムーズなコミュニケーションと適正価格での発注が実現します。具体的には、取引先の選択やコスト面での負担軽減が期待されているのです。
公式サイトはこちらです:
ASNARO公式サイト
兼松KGKの企業概要
兼松KGKは、工作機械や産業機械関連の商社で、1963年に設立されました。本社は東京都中央区にあり、全国に拠点を展開しています。顧客のニーズに応じた設備の提供を行いながら、広範なネットワークを駆使して多くの中小企業の課題に取り組んでいます。詳細はコーポレートサイトをご覧ください:
兼松KGK公式サイト
パートナーシップの意義
今回のパートナーシップは、ASNAROの成長と全国展開に向けた重要なステップです。中部地域に本社を置く丸菱製作所は、すでに570社の会員企業を擁し、地域に根ざしたビジネスモデルを確立していますが、全国展開にはさらなる広がりが求められています。実際、全国の町工場との協力体制の構築が課題となっている中、兼松KGKのネットワークを活用することで、新たなビジネスチャンスを創出し、両社にとってウィンウィンの関係を築くことが期待されています。
来たる2024年11月には東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2024」にて、兼松KGKのブースでもASNAROの出展が予定されています。
兼松KGKのコメント
兼松KGKの代表取締役社長、木村広氏は、「私たちは常に日本のものづくりを支えるため努力してきました。現在、多くの中小企業が設備投資に対し慎重にならざるを得ず、新しい機械を導入しても稼働率が著しく低いという現実があります。これらの問題を解決できる可能性を感じ、ASNAROをサポートすることに決めました。既存の顧客にASNAROの利用を促進し、全国的にその影響力を広げる努力をしていきます」と語っています。
丸菱製作所の期待
一方、丸菱製作所の代表取締役社長、戸松裕登氏は、「兼松KGKとの連携はASNAROの拡張に大きく貢献すると確信しています。お互いのネットワークを活用し、製造業界全体の向上を目指す所存です」とコメントしています。
このように、両社のパートナーシップは日本の製造業の未来に向けた新たな道を切り拓くことが期待されています。