地域金融機関における気候変動セミナー
2025年3月19日に、株式会社セミナーインフォ主催の「地域金融機関における気候変動関連シナリオ分析・投融資ポートフォリオのGHG排出量算定の実務対応ポイント」が開催されます。これは地域の金融機関にとって、気候変動に関する知識や理解を深める大変重要な機会です。
セミナーの目的と背景
金融機関において、気候変動への対応は避けて通れない重要な課題です。特に、物理的リスクや移行リスクを把握し、投融資先のGHG(温室効果ガス)排出量の算定が求められています。本セミナーでは、これらの基礎的な知識を深め、実務に生かすためのノウハウを学ぶことができます。
物理的リスクとは?
物理的リスクは、金融機関自身の事業活動に目を向けるだけでなく、与信先の企業や個人に対するリスクも考慮する必要があります。ハザードマップを基に、様々なリスクを算出する方法を学びます。
移行リスクの重要性
TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言に従い、複数のシナリオを用いた分析が重要です。規制の強化や脱炭素技術の導入による影響を理解し、与信関係に及ぼす影響も分析します。NGFS(気候変動に関する金融安定理事会)シナリオを利用した移行リスクの算出方法についても解説されます。
GHG排出量の算定
GHG排出量の算定はTCFDの提言に基づいています。金融機関にとって、 Scope3のカテゴリ15「投資」に関する開示が求められています。セミナーでは、PCAFスタンダードに従った投融資先のGHG排出量算定方法が説明されます。
講演内容の詳細
セミナーでは、以下のような内容で講義が進行します。
- - 物理的リスクの算出(講師:小柳 誠氏)
- - 移行リスクの算出(講師:三ツ井 誠氏)
- - 投融資ポートフォリオのGHG排出量算定(講師:武藤 彬正氏)
- - コンコルディア・フィナンシャルグループの取り組み(講師:木田 千恵氏)
このセミナーは、金融機関のリスク管理部門やサステナビリティ関連部門の実務担当者にとって大変有益な内容です。参加費は35,500円で、資料代・消費税が含まれます。会場は東京都千代田区の株式会社セミナーインフォで、オンライン参加も可能です。
お申し込み方法
興味のある方は、セミナー詳細ページから必要事項を記入し申し込むことができます。申し込み後、一営業日以内に詳細をお送りします。気候変動への対応を一歩進めるためのセミナー、ぜひご参加ください。
会社概要
株式会社セミナーインフォは、東京都千代田区に本社を置く企業で、セミナーやメディア事業を展開しています。金融関連の情報を広く提供しており、BP業界に特化した知識ある人材を集めています。