地域活性を推進する産学官連携プロジェクト
2025年4月より、神戸名谷ワークラボAOZORA・SUMAileで、流通科学大学と神戸市須磨区との共催で産学官の連携による地域活性プロジェクトが始まりました。このプロジェクトは、パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社(本社:東京都港区)の支援を受けており、学生が地域に対する理解を深め、愛着を育むことを目的としています。
当該プロジェクトは、「はたらいて、笑おう。」というビジョンの下、須磨区・名谷エリアに住む人々に地域への愛着を育む“シビックプライド”の醸成を図るものです。パーソルビジネスプロセスデザインはこの活動を通じて、約1,000名の雇用を創出し、地域価値を高める様々なイベントを展開してきました。
プロジェクトの背景と目的
本プロジェクトの原動力となったのは、名谷エリアにオフィスを持つ企業として、地域活性と雇用創出を両立させる必要性でした。流通科学大学の岡田恵実准教授や須磨区の地域協働課との協力のもと、学生たちが地域活性のアイデアを考え、実行する機会を与えることが決定されました。学生たちは、自らの将来に向けて地域への理解を深め、仕事の進め方を具体的に学ぶことができます。
産学官の役割
このプロジェクトにおけるそれぞれの役割分担は次の通りです。
- - 流通科学大学: シビックプライドを育むためのフィールドワーク、企画立案、実施
- - 神戸市須磨区: 公共インフラに対するアドバイスやイベント開催の支援
- - パーソルビジネスプロセスデザイン: イベントの企画進行やキャリアに関する助言
取り組みの内容
流通科学大学の岡田ゼミの学生は、地域の課題を探求し、地域住民との協働を通じて問題解決に取り組む機会を得ました。名谷エリアをフィールドにして、学生たちは様々な統計データを分析し、地域の特徴を把握。これにより、課題解決に向けた具体的なアイデアを企画し、運営する力を養いました。
学生たちは、地域を通行する車両を抑制し、歩行者や自転車の通行を促進する赤いアスファルトで整備された「赤道」に注目。さらに、名谷エリアには祭りがないことから、自身の出身地での祭りの楽しさを思い出し、名谷エリアの特徴である赤道を会場に利用した「名谷赤道故郷祭」を開催することを決定しました。
祭りの成功
2025年12月21日に実施された「名谷赤道故郷祭」は、学生たちが実行委員として主体的に運営しました。雨天にもかかわらず、約1,000名の地域住民が参加し、屋台やスタンプラリーなどの盛りだくさんの企画が用意され、地域の活性化に寄与しました。多くの参加者が祭りの楽しさを感じ、「次の祭りが待ち遠しい」との声が上がるほどの成功を収めました。
学生たちの学び
本プロジェクトを通じ、参加した学生たちは多くのことを学びました。「困難に直面したときも、全力で挑戦することの重要性を学べた」「パーソルや須磨区の支援があったからこそ成功に導けた」といった経験は、今後の社会において必要なスキルの習得にもつながります。
今後の展望
これからも、パーソルビジネスプロセスデザインは産学官連携を強化し、学生たちに地域活性の重要性を理解させる取り組みを続けていきます。彼らが自らの意志で、地域に貢献しながら働く力を持てるような環境を整えることによって、「はたらいて、笑おう」の理念を実現するための礎を築いていきます。
岡田ゼミからのコメント
岡田恵実准教授は、学生たちが名谷地域に強い愛着を持つようになったことを強調し、日常の光景から新たな価値を見出したこと、このプロジェクトが将来にわたってシビックプライドを育む契機となったことを述べています。地域へ根ざした価値を育むために、今後も継続的に共創を重ねていく意義があると語りました。
これからも、地域の人々との連携を強化し、住みたい町、住み続けたい町を目指して努力していく予定です。