「KUNIMIX CLOUD」本格導入
2024-07-01 08:13:11

限界集落の農家を救う!バジル生産日本トップの大分県国見町で農業管理システム「KUNIMIX CLOUD」本格導入

限界集落の農家を救う!バジル生産日本トップの企業が農業管理システム「KUNIMIX CLOUD」本格導入



大分県国見町、バジル生産日本トップの企業「くにみ農産加工有限会社」が、農業管理システム「KUNIMIX CLOUD」を本格導入しました。このシステムは、世界基準のトレーサビリティを実現することで、農産物の生産履歴や流通経路を可視化し、消費者に安全安心な商品を提供することを可能にします。

「KUNIMIX CLOUD」は、2024年3月に経済産業省中小企業特別賞を受賞するなど、その技術力と社会貢献性が評価されています。このシステムは、バジル農家の栽培状況、生産履歴管理(トレーサビリティ)を可視化できるだけでなく、農家がスマホで「次の収穫は何時何分から可能なのか?」「昨年の同日と比べて今年の収穫量はどうか?」といった情報をリアルタイムに把握できます。また、工場側(くにみ農産加工)は、どの生産者のバジルの品位がよく、多く出荷できているか、優秀な栽培方法などを分析することができ、新規就農者や既存の契約農家にもシステム内で情報共有できます。

くにみ農産加工は、このシステム導入によって、バジルの契約農家を当初5軒から100軒にまで拡大させ、生産量も180トン(2023年)以上に増やすことに成功しました。同社は、今後も「KUNIMIX CLOUD」を活用し、限界集落といわれる国東半島の農業を守りながら、日本の農業の成長に貢献していくことを目指しています。

世界基準のトレーサビリティ実現



2026年には、米国FDA(※1)が食品情報の管理に関する法制度を強化する予定です。それに先駆け、くにみ農産加工は、契約農家全員に「KUNIMIX CLOUD」を導入することで、世界標準のトレーサビリティに対応しています。このシステムは、農家が行う説明責任をデジタル化することで、安全に関する規格を世界基準で構築し、小規模な農家が食品メーカーと取引する際の課題解決を支援します。

日本の農業を支える革新的なシステム



「KUNIMIX CLOUD」は、単なる農業管理システムではなく、日本の農業の未来を支える革新的なシステムといえます。同社は、今後、多様な原材料に提供できるよう、食品メーカーやITベンダーとの連携を強化し、全国販売を目指しています。このシステムが、日本の農業のさらなる発展に貢献することを期待しています。

※1 アメリカ合衆国保健福祉省配下の政府機関で、アメリカ食品医薬品局(FDA, Food and Drug Administration)のことを指す。連邦食品・医薬品・化粧品法を根拠として、アメリカで販売される食品、飲料健康食品、化粧品、医療機器、薬品、放射線獣医動物関係製品などの製品を管轄している。



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