千葉興業銀行がCDPの気候変動評価で初の「Aリスト」選定
株式会社千葉興業銀行は、環境分野において国際的に権威あるNGOであるCDPの調査において、初めて最高評価の「Aリスト」に選定されました。この評価は、当行が「自然資本における依存と影響の分析」を特に重視したことに対するものです。
CDPとは何か?
CDP(Carbon Disclosure Project)は、2000年に設立され、ロンドンに本部を置く非営利団体です。企業や自治体に対して、気候変動や水資源保護、森林保全といった環境問題に関する情報開示を求めており、世界中の企業のうち約3分の2がこの情報開示に参加しています。このCDPの調査は、企業の気候変動への取り組みを8段階(A、A-、B、B-、C、C-、D、D-)で評価します。
高まる評価
千葉興業銀行は2023年から毎年CDPに回答しており、昨年は「A-」という評価を受けていました。それが今回、1ランクアップして「Aリスト」に選定されたということで、これは特に気候変動への取り組みや情報開示が優れている企業として世界的に認められることを意味します。
2025年のCDP調査においては、世界中の22,100社以上が情報を開示し、その中から選ばれる「Aリスト」企業は、わずか上位4%に位置するとされています。これは千葉興業銀行の持続可能な取り組みが、国際的にも通用する水準であることを示すものと言えるでしょう。
その他の評価
加えて、千葉興業銀行は「水セキュリティ」や「フォレスト」分野でもそれぞれ「A-」の評価を受けています。これにより、気候変動だけでなく、水と森林の保全においてもリーダーシップレベルの評価を得ているのです。このように多角的な評価を受けることは、銀行の持つ社会的責任の重要性を再認識するきっかけでもあります。
これからの取り組み
当行では、「人々の暮らしを守る千葉の実現」をサステナビリティの重点項目として掲げ、顧客や地域社会に対する気候変動の影響を把握し、それに基づいて情報開示を進めています。また、企業の基本理念でもある「地域とともにお客さまのために『親切』の心で」という姿勢を持ち続け、気候変動やその他の社会的課題に対する取り組みを一層強化していく方針です。
結論
千葉興業銀行の「Aリスト」選定は、環境への意識と責任を重視する企業の姿勢を示す重要なステップです。今後も持続可能な経営を推進し、地域経済や社会全体の持続的な発展に寄与する姿勢を変わらずに持ち続けていくでしょう。