カリフォルニア発のRice Capital、初のベンチャーファンドを15Mドルで設立

Rice Capitalの新たな挑戦

カリフォルニア州を拠点にするベンチャーキャピタル、Rice Capitalが今夏、1500万ドル規模の第1号ファンドを設立しました。代表の福山太郎氏は、シリコンバレーでの起業やM&A経験を生かし、2024年にソロジェネラリストとしてこのファンドを立ち上げました。

Rice Capitalのビジョン

Rice Capitalは、主に日本とアメリカのスタートアップに注目しています。投資対象は、シードからシリーズBステージの企業まで幅広く、具体的にはプラットフォームであるY Combinatorの卒業生を中心にアメリカでの投資が行われます。また、日本では、シードからシリーズB間のスタートアップへの投資を予定しています。福山氏の明確なビジョンの下、特に革新的なアイディアや技術を持つ企業にフォーカスを当てる考えです。

1号ファンドの特徴

Rice Capital Fund I, LPと名付けられたこのファンドは、2024年7月に設立されました。予定しているファンドサイズは1500万ドルで、最大2500万ドルまで調達可能です。個別の投資額は3000万円から1億円まで対応可能で、少規模から中規模のスタートアップへ幅広く資金を供給する意向が示されています。

著名な出資者

Rice Capitalには、多くの著名な起業家や投資家が出資しています。Y Combinatorの創立者Paul Grahamや、SaaStr創業者のJason Lemkin、さらにはZuoraの創業者Tien Tzuoなど、活躍するトップ起業家たちが名を連ねています。このような強力なバックアップが、Rice Capitalのスタートアップへ対する信頼度をさらに高めています。

福山太郎氏について

代表パートナーの福山太郎氏は、2012年に福利厚生SaaSを提供するFond社を米国で設立し、Salesforce、Facebook、Visaなどの有名企業との提携を行い、成功を収めました。2023年にはFond社をEdenredに売却し、その後はエンジェル投資家として日米のスタートアップに幅広く投資しています。また、SmartHRやナレッジワークとの連携も果たしており、福山氏は豊富な経験を持つリーダーです。