NSグループ株式会社がAIを活用した審査モデルを内製
NSグループ株式会社(代表取締役社長:大塚孝之、本社:大阪府大阪市)が、家賃保証事業を展開する日本セーフティー株式会社において、AI技術を用いた高精度な申込審査モデルの内製を発表しました。この新モデルは、2025年4月より運用を開始する予定です。
DX推進の背景と取り組み
NSグループは、顧客満足度を向上させるために、全社的にデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めています。これまでに、不動産業界のクライアント向けに、様々なデジタルサービスを提供しており、特に保証申込データの自動連携や契約手続きの電子化などの施策を通じて利便性を高めてきました。
今回の取り組みの一環として、申込審査業務にAIを導入しました。このことによって、申込審査に必要な時間を格段に短縮し、さらに高精度な判断を実現することを目指しています。
高精度な予測モデルの開発
当社では、過去の申込データを基にした学習を進めてきました。その結果、約470万件の申込データをAIに取り入れることで、高度な予測モデルを内製することに成功しました。このモデルは、リスクコントロールが容易になり、承認率が特定のセグメントで最大2%増加するなどの成果を見込んでいます。
今回のAIモデル構築には、DataRobot社のSaaSプラットフォームを活用し、先進的な技術を取り入れることで実現しました。これにより、リスク審査を自動化し、判断にかかる時間がなんと0.00001秒まで短縮されました。この取り組みにより、単年で約7億円の限界利益の増加が期待されています。
さらなる展開に向けて
今後、当社ではAIモデルの社内での活用を進め、営業活動や債権回収業務、人材の採用・育成など多岐にわたる分野への展開を考えています。また、日本セーフティーは急速に変化する市場に対応し続けることで、業界の先陣を切る存在であり続けるつもりです。
代表とDataRobot社のコメント
大塚孝之代表は、AIの導入を決定した背景について話し、「当社のニーズに最も合致したのがDataRobotの技術でした。豊富なデータと経営陣の強い意志で、短期間で高精度なモデルを完成させました」と述べています。
一方、DataRobot社のカントリーマネージャー馬場道生氏は、「日本セーフティー様が持つデータと我々の技術が組み合わさり、このプロジェクトが成功したことを嬉しく思います。この成功を活かして、さらなる分野でのAIの推進を手伝いたい」とコメントしました。
企業情報
NSグループ株式会社は、大阪市北区に本社を構え、様々なビジネスを展開している企業です。今後のAI化やDX推進により、より良いサービスの提供を目指しています。
>> 本件に関するお問い合わせ:NSグループ株式会社
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