おくりびとアカデミーが2022年度の受講生を募集開始
日本唯一の納棺師専門学校「おくりびとアカデミー」が2022年度の受講生を募集しています。このアカデミーは、高齢化社会を背景に、人生の終焉を支える納棺師を育成することを目的としています。
納棺師とは
納棺師は、葬儀の現場でご遺体に直接触れ、その状態を整える専門家です。具体的には、衣服の着せ替えや死化粧などを行い、ご遺体の状態を安定させることで、ご遺族が大切な方を見送るための時間を提供します。特に心のケアも重要で、悲しむご遺族に寄り添い、その心理的ショックを緩和する役割も担います。
おくりびとアカデミーの魅力
おくりびとアカデミーでは、葬祭や医療、看護、介護の専門家が講師となり、授業を展開しています。受講生は「死」というテーマに向き合わせることで、人生のエンディングをより良いものにする方法を学ぶことができます。このアカデミーは、納棺師200名以上の育成実績があり、高い信頼を得ています。
コース内容
納棺士コース
- - 受講生定員: 最大18名
- - 受講期間: 6か月(4月~9月)
- - 開講日: 水・木曜10:00~13:00、金曜10:00~17:00(昼休憩1時間含む)
このコースでは、納棺師の概論や葬祭知識、マナー、宗教学、メイク講座、グリーフサポートなどが学べます。修了後はアカデミー認定の資格を取得できます。さらに、合同企業説明会も設けられ、就職の幅が広がります。
短期・特別講座
短期講座として、終末期を迎えた方のサポートに特化した看護や介護についての講座も提供しています。これらの講座は随時開催され、実践的なスキルも学べる内容となっています。
卒業生の体験談
卒業生たちは、アカデミーでの学びを通じて非常に感謝される職業であることを実感しています。ある卒業生は「毎日多くのことを学び、やりがいを感じている」と述べ、納棺が持つ深い意味を理解することで、納棺師としての誇りを持つようになったと語っています。
准備と応募方法
興味のある方は、ぜひオープンキャンパスにご参加ください。詳細な開催日時はおくりびとアカデミーの公式サイトで随時発表しています。参加申請もオンラインで可能です。
メッセージ
代表の木村光希氏は、入学前に必ず確認したいことがあると語ります。それは、理想とは異なる現実に直面する覚悟があるかどうかです。納棺師としての仕事は時に厳しいが、そこから得られる「感謝」は何物にも代えがたいと感じられるものです。高齢化社会において、是非とも納棺技術を身につけ、人生最期の大切な時間を意味あるものにしてほしいと願っています。