水の未来を拓く
2025-07-08 12:04:53

持続可能な水インフラを次世代へ導く新ファンドの始動

持続可能な水インフラを次世代へ導く新ファンドの始動



WOTA株式会社は、全国の自治体向けに「Water 2040 Fund - 分散型水循環システム導入ファンド」を創設することを発表しました。このファンドは、人口減少や上下水道の老朽化に直面する自治体に対して、分散型水循環システムの導入を支援することを目的としています。

水インフラを取り巻く厳しい現状



近年、日本の上下水道インフラは深刻な課題に直面しています。特に過疎地域や山間部、島嶼地域では、水道管の老朽化や破損、漏水が問題になり、これが支出の増加やサービスの縮小を招く要因となっています。水道管の更新は全国平均で1kmあたり約1〜2億円にも上り、資材費や人件費の上昇によって今後も高騰が見込まれます。そのため、多くの自治体が必要な更新を先送りせざるを得ない状況にあります。

このような困難な状況を受け、日本政府は「経済財政運営と改革の基本方針2025」において「上下水道の分散型システムの早期実用化」を明記し、インフラの持続可能性を確保するための方針を打ち出しました。

「Water 2040 Fund」の目的と支援内容



WOTAが新たに創設した「Water 2040 Fund」は、自治体が直面する水道インフラの維持・更新に関する課題に対し、分散型水循環システムの導入を具体的に支援するものです。このファンドは、計画の策定からファイナンス、運用管理までの一連のプロセスを中長期的に支援します。

WOTAは過去に開発した「WOTA Unit(ウォータ・ユニット)」を活用し、地域ごとに必要な支援を提供します。このシステムは、住宅内の生活排水を再利用し、最大97%の水を安全な水として再生することができ、上下水道に依存せずに水の循環利用を可能にします。

政策的背景と地域への貢献



政府の政策として、集約型インフラから分散型システムへの移行が推進されています。これは、人口密度の低い地域でも持続可能に水を供給するための必須条件です。WOTAは、地域の特性に応じた導入計画を立案し、関係金融機関や地域企業と連携して初期投資の平準化や運用管理体制の構築支援を行います。この支援により、自治体が抱える多くの課題を解決し、持続可能な水インフラの実現に向けた活動を加速します。

エントリーの流れについて



「Water 2040 Fund」へのエントリーは、2025年の7月8日から開始され、9月30日が締切です。エントリーの前には、オンライン説明会や個別相談会に参加することが推奨されており、これにより各自治体は自身の課題を可視化し、導入の可能性を初歩的に検討することができます。

お問い合わせと詳細



詳しい情報やエントリー方法は、WOTAの特設リンクから確認できます。持続可能な水インフラの構築に向けたこの取り組みは、未来のための重要なステップとなるでしょう。地域のニーズに応じた柔軟な支援を通じて、次世代への水の持続可能な供給を実現していきます。


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会社情報

会社名
WOTA株式会社
住所
東京都中央区日本橋馬喰町 1-13-13
電話番号

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