大阪・関西万博での新たな挑戦
2025年4月13日、待ちに待った大阪・関西万博が開幕します。今回の万博では様々な取り組みが行われますが、その中でも特に注目を浴びているのが、阪南大学経済学部の髙橋ゼミによる地域交通と観光振興のプロジェクトです。このゼミでは、学生たちが主体となり、地域の魅力を発掘し、それを広めるためのイニシアチブを築いています。
髙橋ゼミの活動内容
髙橋慎二教授が率いるこのゼミでは、大阪府八尾市に注目し、近畿日本鉄道や近鉄バスといった交通機関と連携しながら地域の公共交通の利用促進に努めています。具体的には、学生たちが八尾市周辺の魅力を掘り起こし、それらの情報を「リーフレット」や「マップ」にまとめる活動を行っています。また、これらをもとに地域イベントの企画・実施を通じて、地域の良さを伝える努力をしています。
特に、万博テーマの一つである「未来への文化共創」と関連性が高いこともあり、彼らの取り組みが注目され、「TEAM EXPOパビリオン」に採択されました。この発表の場では、学生たちが地域の公共交通の維持、観光、まちづくりの活動を、実際に学生同士が協力し合いながら進めてきた産学官連携モデルとして発表します。
万博での展示とステージ発表
2025年4月29日、髙橋ゼミのチームはTEAM EXPOパビリオンでの展示とステージ発表を予定しています。こちらのステージ発表は、午前10時から午後9時までの展示の中で、午後4時から30分間行われます。この発表は、地域の交通利用や観光振興についてのアプローチをもっと多くの人に知ってもらう貴重な機会です。
謎解きスタンプラリーで八尾の魅力を発信
加えて、万博期間中の2025年3月31日から6月30日には、八尾市の魅力を体験できる「謎解きスタンプラリー」も開催される予定です。このイベントでは、参加者が八尾市内を回りながらスタンプを集めつつ、地域の魅力を体験することができます。こうした取り組みが地域の観光促進につながることを目指しています。
経済学部の役割
髙橋ゼミの取り組みは、地域経済や中小企業に関する研究を重視しています。髙橋教授は、地域社会においての課題解決に向けたフィールドワークを多く実践しており、市による協力を得て地域の経済活性化を図る活動を行っています。ゼミは今後も地域に密着した活動を続け、人材育成や地域の更なる発展に寄与していくことでしょう。
結論
2025年の大阪・関西万博での髙橋ゼミの発表は、地域交通の重要性や観光振興の方法を模索する意味でも非常に意義のあるもので、今後の地域の発展に大いに貢献することが期待されます。地域と大学の協力によって、八尾市の魅力が多くの人に伝わることを願ってやみません。