京都フィルの音楽プロジェクト
2020-05-12 13:02:46

京都フィルハーモニーが志村けん氏を追悼、リモート演奏で「東村山音頭」をアレンジ

京都フィルハーモニーがリモートで音楽の魔法を再創造



2020年4月、コロナウイルスの影響で各地が自粛を余儀なくされる中、京都フィルハーモニー室内合奏団は志村けんさんの「東村山音頭」をリモート演奏し、感謝の意を込めた追悼動画を公開しました。このプロジェクトの中心にあるのは、単なる追悼にとどまらず「一万人の東村山音頭」を全国から募集し、音楽で人々を繋ぐことです。

京都フィルは1972年に設立されて以来、学校音楽観賞会を通じて延べ3000校、190万人以上の子どもたちに親しみやすい音楽を提供してきました。特に「ほうき」や「竹竿」を楽器として演奏するなど、ユニークな試みで知られています。

新たなチャレンジ



「東村山音頭」のアレンジは、クラシックのしっとりとした雰囲気を見事に取り入れ、志村けんさんが私たちにもたらした楽しさを音楽でお返しすることを目的としています。京都フィルのクラリネット奏者、松田学氏は、アレンジの意図をこう説明します。「この曲がしっとりとした美しい音楽に生まれ変わりました。ライブ音楽では感じられない新たな味わいがあるので、ぜひ感じ取ってほしい。」

このプロジェクトは、音楽の力を通じた元気付けを目指し、演奏者全員が集合して演奏する新しい形の追求がなされました。オンライン会議ツールDingTalkLiteを使用し、リアルタイムでのリモート収録は大きな挑戦でしたが、クオリティを保ちつつ新たな音楽体験を実現しました。

一万人の音楽を創る



「リモートハーモニープロジェクト」の第一弾として、「1万人の東村山音頭」が始まりました。京都フィルの演奏を基に、一般の方々から合奏や合唱の音源映像を募集し、「一万人の東村山音頭」を実現することが目標です。
「リモートハーモニー」ウェブサイトでは、演奏するためのスコアが用意されており、誰でも参加可能です。志村さんの追悼にふさわしい形で、一万人の歌声を集めたいという想いがあります。

メディアにも注目



最近、辛坊治郎氏が出演する「Sunday Kiss」ラジオ番組でもこのプロジェクトについて話題になり、音源のクオリティに驚きの声が上がりました。番組で音源が初めて披露され、彼は「心が洗われる」と感動の様子。スコアや音源データの配布も進めながら、このプロジェクトを広めていきたいという姿勢を見せています。

京都フィルハーモニー理事の小林明氏は「クラシックだけでなく、エンターテインメント全体が危機的状況にあります。この音楽を通じて、人々が繋がることができれば」と語りました。

未来への希望



リモート演奏は新たなチャレンジであり、参加のチャンスが広がっています。音楽を愛する全ての人たちが、志村けんさんへの感謝の思いを込めて、参加することができるのです。リモートハーモニープロジェクトが新しいクラシックの形を生み出す瞬間を共に楽しみにしていきましょう。さらに多くの人たちが音楽に参加し合い、響き合うことで、志村さんのユーモアや楽しさが再び蘇ることを期待しています。

詳細な情報や参加方法は、リモートハーモニープロジェクトのウェブページをチェックしてください。

会社情報

会社名
一般社団法人未来のテレビを考える会
住所
東京都中央区築地5-4-18汐留イーストサイドビル6階
電話番号
03-6687-9598

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