竹富町の給食モデル
2026-08-28 13:31:21

竹富町の学校給食に新モデル 飲用牛乳と防災備蓄の融合

竹富町の新たな学校給食モデルの実証



沖縄県竹富町で、全国初となる学校給食の新しい運用モデルが始まります。この取り組みは、日本テトラパック株式会社と熊本県酪農業協同組合連合会(らくのうマザーズ)によるもので、チルド牛乳とロングライフ牛乳を組み合わせた「ローリングストック」方式の実証実験です。実証は2026年8月27日から行われ、町内全12校で実施される予定となっています。

背景と課題


離島である竹富町では、主にチルド牛乳が船便で供給されていますが、台風などの影響で船が欠航することがあり、その結果、学校給食に必要な食材の供給が不安定になります。また、竹富町は9つの有人島と7つの無人島から成り立っており、それぞれの島で物流環境が異なるため、供給に差が生じています。たとえば、特定の航路では、短期間で見にくく欠航日が多く、生徒たちに必要な栄養を安定的に届けることが困難です。

新運用モデルの導入


今回の取り組みでは、チルド牛乳を基本運用としつつ、常温で保存ができるロングライフ牛乳を一定量備蓄し、両者を適切に組み合わせて使用することで、平常時と非常時の両方に対応します。具体的には、チルド牛乳が滞った際にはロングライフ牛乳を給食に提供し、地域住民への食料備蓄にも利用します。また、賞味期限が近くなったロングライフ牛乳は、給食や公的施設での利用に回すことで、無駄を省きながら備蓄を維持していくことを目指します。

具体的な実施内容


この実証実験は、2026年8月27日から2027年2月中旬まで実施され、町内の全小・中学校が対象です。日本テトラパックからは、ロングライフ牛乳「大阿蘇牛乳」の200mlパックが計7,560本寄贈され、3回に分けて輸送されます。これにより、学校給食に必要な栄養の供給が安定するだけでなく、地域の防災力も向上すると期待されています。

地域の反響


竹富町の町長、前泊正人氏は「学校給食を通じて地域の防災力を高め、全国の自治体にとっての参考になる知見を得ることを期待しています」とコメントしています。また、教育長の佐事安弘氏も、「給食の安定供給は子どもたちの成長に欠かせないものであり、新たな仕組みを通じて教育効果を高めたい」と語っています。

ロングライフ牛乳とは


ロングライフ牛乳は、特殊な処理を施すことで、保存料を使用せずに未開封で常温保存が可能な牛乳です。栄養価はチルド牛乳と同等で、非常時の栄養補給にも適しています。災害時の食料としても持ち運びやすく、非常に有効な選択肢となるでしょう。

結論


この新たな取り組みは、竹富町にとってだけでなく、他の離島や物流に課題を抱える地域にとっても、有益なモデルとなることが期待されます。持続可能な食糧供給と防災の両立を目指すこの実証実験の成果に、今後も注目が集まります。


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会社情報

会社名
日本テトラパック株式会社
住所
東京都港区元赤坂1-3-13 赤坂センタービルディング16F
電話番号

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