EXPO PLL Talks:アートとインパクトを考える
2025年に大阪で開催される関西万博に向けて、アートとその社会的影響を探求するトークイベント「EXPO PLL Talks」。このイベントは、大阪市港区の区長である山口照美氏がゲストとして登壇し、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」について意見を交わしました。
イベントの背景
このトークイベントは、株式会社アートローグ、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁との協力により実施されました。イベントの目的は、大阪関西万博が目指す社会的インパクトをアートを通じて考えることです。
モデレーターはアートローグの代表取締役CEO、鈴木大輔氏が務め、さまざまな分野で活躍するゲストとの対話を通じて、新たな社会との関わりを見つめ直しました。
山口照美氏の視点
今回のトークにおいて、山口氏は「いのち」がキーワードだと強調しました。この概念は、ただ生きることではなく、どうやってその「いのち」を輝かせ、他者とともに豊かな社会を築いていくかという問いかけを含んでいます。「万博の会場は未来社会の実験場であり、共に考え、対話し合う場所であるべき」と彼女は述べ、交流の大切さを訴えました。
また、行動を伴う実践が必要であり、万博で生まれるアイデアや仕組みを地域に実装することが重要だと指摘しました。当日の様子は、公式YouTubeチャンネルで視聴可能です。
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ソーシャルインパクトの重要性
山口氏は、万博が「ソーシャルインパクト」の実現に向けた鍵を握ると主張しました。現在の社会には環境問題や少子化、数多くの課題がありますが、これらを解決するための知恵を集める場として万博が機能することを期待しています。
「以前の万博は未来への期待感を示し、経済成長を促すものでしたが、現代の万博はもっと深い目的を持つべきです」と彼女は続け、参加者が連帯を持つことの意義を強調しました。
大阪関西国際芸術祭について
このトークイベントは、2025年4月から10月にかけて開催される「Study:大阪関西国際芸術祭」の一部でもあります。この芸術祭は、現代アートの国際イベントであり、大阪のさまざまな象徴的な場所で行われる予定です。アートを通じて「人と社会の関係を学ぶ場」を提供することで、新たな対話と発見の場を創出します。
今後の展望
「EXPO PLL Talks」は、これからも多彩なジャンルのゲストを招いて、アートとビジネスの接点を探求していきます。開催されたイベントの記録は、公式YouTubeチャンネルで視聴できるため、興味のある方はぜひチェックしてください。
最後に、山口照美氏の言葉が心に残ります。「万博は私たちの街の未来、そして共に過ごす人々を輝かせる場であり続けるべきだ」と。
公式YouTubeチャンネル:
EXPO PLL Talks