特許技術で進化した「プリッとミート」が切り開く新たな肉の未来

株式会社ミートナチュールは、独自の特許技術を駆使して、肉製品の新たな可能性を開拓しています。彼らが開発した「プリッとミート」は、従来の生肉に比べて賞味期限を約5倍延ばし、脂質やカロリーをそれぞれ最大70%、60%削減することを実現しました。この画期的な加工技術は、食品ロスの削減にも寄与し、消費者にとっても安心・安全なお肉を提供します。

新たな製法で実現した「プリッとミート」

「プリッとミート」の製造過程は、一度肉の中心まで加熱することにより生肉の特性を保ちつつ、安全性を高めています。このため、厚切り肉でも生焼けによる食中毒のリスクを抑えることができ、調理時間の短縮も実現しました。商品は4℃で約20日保存可能で、従来の生肉と比べてその保管性においても優れた特徴を持っています。これにより、家庭での食品ロスを減少させることにもつながっています。

クラウドファンディングを通じた普及戦略

ミートナチュールは、2022年4月より株式投資型クラウドファンディングを実施し、この事業をより広めるための資金調達を行っています。募集期間中は最大4000万円を目標に設定しており、投資家には株主優待も用意されています。この資金は、ブランドの確立と国産牛肉の自社生産に向けた活動に活用される予定です。

機能性表示食品としての認可

中でも注目なのは、特許取得製法で作られる「国産若鶏ムネ肉切落とし」が、消費者庁より機能性表示食品として認可を受けている点です。疲労回復に寄与する「イミダゾールジペプチド」や尿酸値低減を期待できる「アンセリン」を豊富に含めているこの商品は、日本の食肉業界において非常に珍しい存在となっています。

販売戦略と今後の展望

また、国内外の展開にも期待が寄せられており、コンビニエンスストアや大手通販雑誌、さらにはスポーツクラブなどの新たな販路開拓が進められています。さらには、海外市場にも視野を広げ、関連資格の取得等も進めているようです。

株式会社ミートナチュールは、安全で持続可能な食肉事業の実現を目指し、高い技術力を活用して成長を続けていくことでしょう。消費者にとっても、環境にとっても優しい「プリッとミート」の今後の展開から目が離せません。