石井和哉の個展「鈍く抵抗する絵画」
横浜市民ギャラリーでは、2025年1月29日から2月3日まで、若手芸術家を対象とした「U35若手芸術家支援事業」の一環として、石井和哉の個展「鈍く抵抗する絵画」が開催されます。これは、石井氏が最近手がけた作品を中心に展示され、彼の独自の視点や表現方法が感じられる貴重な機会です。
展覧会の背景
「U35若手芸術家支援事業」は、将来を担うアーティストたちに発表の場を提供することを目的に、横浜市民ギャラリーが展開しているプログラムです。2020年度からスタートし、35歳以下の作家が対象で、ギャラリーの施設や広報において支援が行われています。今回の石井和哉の展覧会は、事業としては7回目の開催となります。
展示作品とテーマ
石井和哉の最新作《抵 TEIK》シリーズをメインに、過去数年間に制作された様々な絵画が紹介されます。展覧会のタイトル「鈍く抵抗する絵画」には、絶え間なく変わる世の中に対抗する意図や、目の前の現実をしっかりと見つめる姿勢が込められています。彼の作品の特徴は、絵画という枠組みの中で、あえてその制約を引き受けつつも、それに対抗する表現が静かに展開される点です。
作家は、描写を通じて意味を創造する過程を意識しており、観る人々にそのプロセスを共感してもらえることを願っています。石井氏の作品は、ペットボトルやラップフィルムなど、通常の絵画とは異なる素材を用いており、呼び起こす感情や思考に一層の深みを与えています。
個展詳細
- - 会場: 横浜市民ギャラリー展示室B1F
- - 会期: 2025年1月29日(水)〜 2月3日(月)
- - 時間: 10:00〜18:00(最終日は15:00まで)
- - 入場: 無料(会期中無休)
- - 主催: 石井和哉
- - 共催: 横浜市民ギャラリー(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団/西田装美株式会社 共同事業体)
作家プロフィール
石井和哉は1997年に横浜市で生まれ、現在は多摩美術大学の大学院で油画を学んでいます。彼の作品は、一般的な素材を用いるのではなく、意外なものを素材として扱い、既存の絵画の概念を再考する挑戦がなされています。
お問い合わせ
展覧会に関する詳細や、お問合わせについては下記の連絡先をご利用ください。
ウェブサイト:
横浜市民ギャラリー
幅広い観客にアートの楽しさを伝える石井和哉の個展。この貴重な機会をお見逃しなく!