千代田区の脱炭素経営支援モデル発足
2023年10月、千代田区は全国初となる「都心型・地域連携モデル(千代田モデル)」の発足を発表しました。この新モデルは中小企業の脱炭素を推進するもので、2025年度に施行される「ちよエコ未来企業スクール」参加企業によるCO₂削減目標の公開と共に、中小企業向けの脱炭素支援サービスや製品を2026年3月2日(月)に発表する予定です。
都心型の課題と解決策
都市部の中小企業は、テナントビルに入居していることが多く、単独での電力切り替えや省エネ設備の導入が困難です。また、設備投資に必要な資金が限られているため、脱炭素の取り組みが進みにくい現状があります。千代田区内には、約3.6万の事業所があり、大企業や脱炭素関連サービスを提供する企業も豊富に存在するため、十分な潜在力を持っています。
この千代田モデルは、そのような課題を解決するために、地域の企業が連携し、支え合うことを目的とした取り組みです。ビジネスメリットを最大化しながら、脱炭素を推進するための新しい枠組みとして期待されています。過去にも他自治体からの横展開が望まれており、環境省の「地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築モデル事業」においても、都心型モデルとして唯一受理されています。
開催イベントの詳細
発足に伴い、下記の概要でイベントが開催されます。
- - 日時: 2026年3月2日(月) 15:00-16:00(14:45開場)
- - 会場: 3×3Lab Future(東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・ENEOSビル1階)
- - 主催: 千代田区、一般社団法人千代田エコシステム推進協議会
- - 登壇企業: 東京海上日動火災保険株式会社、株式会社日比谷花壇、株式会社リーテム
- - 取材形式: プレゼンテーションと質疑応答
今回の記者会見では、以下の3点が発表される予定です。
1. 都心型・地域連携モデルの発足宣言
2. 「ちよエコ未来企業スクール」に参加した中小企業の削減目標
3. 中小企業向け脱炭素支援サービス・製品の第1弾
具体的には、会見のタイムラインが設定され、開場後15:00から、千代田区独自の地域連携モデルについての説明が行われます。続いて、スクールに参加する中小企業が具体的な削減目標や取り組みを報告し、最後に2026年度の展開に関する発表が予定されています。
「千代田モデル」の目指すもの
この地域連携モデルは、脱炭素を推進するだけでなく、企業の経営力強化や生産性向上を図ることを目的としています。「儲かるサステナビリティ経営」を理念として展開され、コスト削減やリスク低減に加え、ブランディングや人材獲得の観点からもメリットを享受できるように設計されています。
2025年度からは「ちよエコ未来企業スクール」と「ちよエコ企業交流会」が開催され、中小企業が参加することで共に学び合い、共創する機会が増加します。これによって、地域アライアンスの形成が促進され、千代田区内でのビジネスメリットの創出が期待されます。
主催団体について
一般社団法人千代田エコシステム推進協議会は、2008年に設立され、千代田区独自の環境マネジメントシステムを普及するために活動しています。脱炭素経営の普及を進めることで、持続可能な地域づくりを推進し、地域間の交流の促進も目指します。
千代田区の取り組みがどのように成果を上げ、他地域に波及していくのか、その動向が注目されます。