新コスモス電機が淀川工場を開所
2025年1月23日、新コスモス電機株式会社が大阪市淀川区にて「淀川工場」を開所しました。この工場の主な目的は、「世界中のガス事故をなくす」という大目標をもとに、ガスセンサの生産体制を強化することです。現行の生産 capacity を約2倍に増やす計画であり、特に家庭用電池式ガス警報器向けのMEMSセンサ製造に注力することで、アメリカなどの海外市場への展開も見据えています。
新コスモス電機の歴史
新コスモス電機は1960年に設立以来、ガス安全に関する製品開発に注力してきました。特に、1964年に世界初の家庭用ガス警報器を開発し、その後も国内市場で多くのシェアを獲得。また、産業用ガス検知器や住宅用火災警報器の分野でも技術の導入を進めています。今日では、すべての製品の基幹技術となるガスセンサを取り入れ、革新的な商品の開発を続けています。
新たな生産拠点としての機能
淀川工場の開所により、同社は兵庫県三木市のコスモスセンサセンターと並ぶ第二の生産拠点を確保。これにより、ガス警報器の受注増にもしっかりと対応できる体制を整え、地域の安全を守ることに寄与します。さらに、この工場には避難ビルとしての機能も組み込まれています。具体的には、地域住民の避難場所としても利用され、最大154名を24時間受け入れる体制が整い、3日間の物資備蓄も行っています。
地域との絆を深める活動
新コスモス電機は、地域の方々との関係を大切にしています。今回の淀川工場の開所は、地域に貢献するための一環でもあり、津波避難ビルとしての指定も受けています。警備員が24時間常駐していることで、緊急時にも安心して避難できる環境が提供されます。これにより、地元の皆様の安全確保に貢献し、地域社会とのさらなる絆を深めることを目指しています。
最新のガスセンサ技術
淀川工場におけるガスセンサの製造は、基礎研究から製造まで一貫して行われ、技術革新による新商品が次々と市場に投入されています。現在、特に需要が高まっているのが家庭用電池式ガス警報器で、この製品の中に搭載されるMEMSセンサは、今後のグローバル展開で欠かせない技術となるでしょう。これらの新技術は、ガス事故の撲滅とともに、安全な生活空間の確保に直結すると言えます。
開所式と今後の展望
1月23日に開かれた開所式では、地域の関係者や企業パートナーが集い、祝賀会も開かれました。今後、新コスモス電機はこの淀川工場を駆使して、さらなる技術革新と地域貢献を進めていく考えです。ガス安全の向上に寄与し、地域社とのパートナーシップを強めながら、持続可能な社会に寄与していく姿が期待されます。
会社情報
- - 会社名: 新コスモス電機株式会社
- - 所在地: 大阪市淀川区三津屋中2-5-4
- - 設立: 1960年
- - 代表: 髙橋 良典
- - URL: 新コスモス電機公式サイト