NE株式会社、BtoB-ECを加速する新アプリ「encer mall連携 for 卸会員」を発表

NE株式会社が発表した「encer mall連携 for 卸会員」

卸売市場への参入を目指す企業にとって、販路拡大は生命線とも言えます。NE株式会社（神奈川県小田原市）は、6,200社を超える企業が利用する「ネクストエンジン」と卸売マーケットプレイス「encer mall」を連携させたアプリ「encer mall連携 for 卸会員」のリリースを発表しました。この新アプリは、2024年8月1日より使用可能となり、BtoB-ECの拡充を目指しています。

新しい販路を提供

2024年1月からベータ版として運用されてきた「encer mall」は、企業が自社製品やOEM製品を販売するためのプラットフォームです。多くの「ネクストエンジン」ユーザーが既にBtoB-ECを実施する中、7割が卸売に興味を示しているというデータもあります。しかし、特に中小企業にとって新しい販路を開拓することは、コストと労力の面で大きな負担となります。

この課題に対し、NEはアプリ「encer mall連携 for 卸会員」を開発することで、企業が新たな販売チャネルを容易に構築できるよう支援しています。これにより、市場競争においてより多くの選択肢を持つことが可能となります。

アプリの主な機能

1. ページ作成機能: ユーザーは「ネクストエンジン」で保持しているデータを利用して「encer mall」に出品できるため、スムーズな商品登録が実現します。
2. 在庫連携機能: 2024年8月中に追加予定で、「ネクストエンジン」内の在庫情報が「encer mall」に自動的に連携され、リアルタイムで在庫状況を確認できます。
3. 受注連携機能: 同じく8月中に追加されるこの機能では、注文情報や出荷情報が「encer mall」と「ネクストエンジン」の間で簡単に連携されます。

これらの機能により、企業は効率的に販路拡大を進めることができるのです。

今後の展開

NEはこのアプリのリリースに続き、2024年10月に仕入れ会員専用の連携アプリも発表予定です。このアプリにより、「encer mall」での仕入れから他のeコマースプラットフォームへの出品作業を簡略化し、販売開始までのリードタイムを短縮します。これにより、企業は新商品を迅速に市場に投入することが可能になります。