上智大学公式サステナブルTシャツ、デザイン公募開始!
1751年創業の繊維商社、タキヒヨー株式会社が展開する独自の素材循環スキーム「NO WASTE PROJECT」が、上智大学の公式サステナブルTシャツに採用されました。このプロジェクトでは、環境問題への意識向上を目的とし、学生や教職員によるTシャツデザインの公募が実施されます。
サステナビリティへの取り組み
タキヒヨー株式会社は、アパレル業界におけるサステナビリティ実現を目指し、裁断くずや古着を再利用する「NO WASTE PROJECT」を推進しています。このプロジェクトで生まれたリサイクルコットン素材「ROOPS(ループス)」が、上智大学の公式サステナブルTシャツに使用されることになりました。上智大学は、環境問題への意識を高め、学生にも自分事として考えてもらう機会を創出したいと考え、この取り組みを採用しました。
デザイン公募の詳細
今回のデザイン公募は、上智大学の学部生、大学院生、教職員が対象です。タキヒヨー株式会社も審査員として参加し、最優秀作品は公式グッズとして採用され、上智大学内の「パティネスポーツ」で販売される予定です。
公募期間は2024年11月5日から30日まで。審査結果発表は12月10日(1次審査)、12月17日(最終結果)を予定しています。販売開始は2025年3月1日予定です。
「NO WASTE PROJECT」とは?
「NO WASTE PROJECT」は、アパレル生産で発生する生地の裁断くずや古着を資源として再利用する循環型システムです。これらの廃棄物を粉砕して繊維に戻し、再紡績することで、新たな糸や生地、製品を生み出しています。「全て無駄にしない」というコンセプトのもと、環境負荷軽減に貢献しています。
その他の取り組み
タキヒヨー株式会社は、「NO WASTE PROJECT」以外にも、さまざまな企業との連携を通じてサステナビリティへの取り組みを積極的に展開しています。キンコーズとの共創プロジェクトや、大妻女子大学との産学連携による学生ブランド「m_r tokyo」でのディズニーコレクションなど、多様なプロジェクトを通じて、環境問題への意識向上と持続可能な社会の実現に貢献しています。また、AIモデルを活用した新しいプロモーションや、サステナブル素材を採用したマッサージ機の開発販売など、革新的な取り組みにも力を入れています。
まとめ
上智大学とタキヒヨー株式会社によるこの取り組みは、産学連携によるサステナビリティ推進の好事例と言えるでしょう。環境問題への意識を高め、持続可能な社会の実現に貢献する、企業と大学の協働が今後ますます重要になるでしょう。このプロジェクトが、他の大学や企業にも良い影響を与え、サステナブルな社会の実現に繋がることを期待します。