2026年卒学生の内々定率が87.8%に達成
株式会社学情が行った最新の調査によれば、2026年3月に卒業予定の大学生・大学院生の内々定率が7月末時点で87.8%を記録しました。この数値は前月から2.8ポイントの上昇を見せており、過去最高の数値を更新しています。昨年と比べると、わずかに1.0ポイントの上昇ですが、早期選考の導入が功を奏して75%の学生が就活を終えているという結果もあります。
内々定率の増加理由
今回の調査では、内々定率の向上がインターンシップやオープンカンパニーからの早期選考によるものであることが指摘されています。年明けからの高い内々定率は、企業側が早期に人材を確保しようとする動きが強まっていることを反映しています。ただし4月以降からは数値の伸びは鈍化し、最終的には前年並みの姿に落ち着いたと言えます。
文系・理系の内々定状況
文系と理系の内々定率はそれぞれ異なる結果を見せています。文系は84.7%と前月より3.0ポイントの増加、理系は93.9%に達し2.2ポイントの上昇を見せました。理系学生の高い内々定率は業界の要求に対する迅速な対応を示しています。
就職活動を続ける学生の動向
就職活動を続ける学生は前月比で6.8ポイント減少し、24.4%にとどまりました。一方、内々定を取得し就活を終えた学生は74.1%に達しています。文系では就職活動率が26.6%、理系では19.9%と、それぞれ大きな差が見られます。ただし理系学生の活動率は前年よりも高い数字を示し、より良い選択を求めて就活を続ける姿勢が伺えます。
調査結果を受けて
この調査は、7月24日から7月31日までの間に実施されたもので、2026年卒業予定の大学生・大学院生を対象に行われました。252名の回答を基にした結果は今後の就職市場の動向を占う重要な指標となることでしょう。
企業展望と就職サービスの進化
2025年3月よりリブランドし、全学年を対象にした通年採用のサービス「Re就活キャンパス」を展開する株式会社学情は、更なる就職支援と適切な情報提供に努めます。企業と学生の新しいマッチングの形が、今後の就活を変えていくことに期待が寄せられています。
今後ますます変化する就職活動の風景を注視し、学生たちが自分らしいキャリアを実現できるような環境が整えられることを願ってやみません。