2026年5月23日と24日、根津神社で開催される体験型デジタルアートフェス「Wrapping The Earth in 根津神社」において、NPO法人Kids Future Passport(KFP)が運営する「こどもごちめし」会員向けに、たい焼き専門店「たい焼きさわ田」が200匹のたい焼きを無償提供します。この取り組みは、日常的に食環境に恵まれない子どもたちに、安心して温かい食事を提供することを目的としたものです。
日本では7人に1人の子どもが相対的貧困状態にあるとされ、その影響を受ける世帯は多いです。特に給食のない休日や長期休暇中に、子どもたちが留守番している家庭は食事の確保が難しくなります。そこでKFPは、地域の飲食店を活用して食事を提供する新しい形の「こどもごちめし」の活動を始めました。この取り組みは、支援を受ける子どもたちの心理的ハードルを下げ、地域の飲食店での食支援を実施しています。
「たい焼きさわ田」の澤田代表は、この活動に感銘を受け、KFPの会長・今井了介と共にこの施策に賛同しました。今回、根津神社での普段の祭りの場を利用して、多くの子どもたちにたい焼きを提供することで、地域の食文化を継続していける機会としています。
無償提供されるたい焼きは、根津神社境内に設置されたキッチンカーで、こどもごちめしの電子チケットを提示した会員に対して1匹無料で配られます。配布されるたい焼きの数量は1日100匹、2日間で計200匹で、時間は14時から18時までです。当日は事前予約なく、会員がチケットを見せるだけで好きなたい焼きを受け取ることができます。この取り組みを通じて、外出のきっかけを作り、笑顔を届けることを目指しています。
また、「Wrapping The Earth in 根津神社」では、デジタルアート体験の他、御神木アートワークショップやさまざまなステージパフォーマンス等、多彩なプログラムが展開されます。地域に開かれたイベントとして、文化を未来の世代へと手渡す貴重な機会となります。
KFPの中本理事は、地域で楽しく食事を手に入れる姿を想像し、温かい場が広がることを期待しています。そしてたい焼きさわ田からの支援に感謝の意を表しつつ、子どもたちの笑顔を生むことが重要だと語っています。
こどもごちめしは2023年7月に始まった活動で、困窮している子どもたちを支援し、地域の飲食店に協力を仰ぎながら、持続可能な食環境を築くことを目指しています。障害なしに美味しいものを楽しむ環境を作ることで、子どもたちの成長を支える役割を果たしています。
このような取り組みを経て、地域はもちろん全国での食支援が広まり、より多くの子どもたちに希望を与えることが期待されています。KFPは今後も地域の飲食店と協力し、継続的な支援活動を展開していく方針です。