浜離宮恩賜庭園「燕の御茶屋」復元10周年記念講演会
2025年3月9日、浜離宮恩賜庭園にて「燕の御茶屋」復元10周年を祝う特別な講演会が開催されます。このイベントでは、復元に携わった専門家による貴重なエピソードや、御茶屋の見どころが詳細に解説されます。歴史と自然が融合したこの場所で、その魅力を堪能できる貴重な機会です。
復元の背景と歴史
江戸時代において、歴代将軍は「御茶屋」で賓客と共に風景を楽しみ、食事をし、貴重な調度品を鑑賞して過ごしました。さらには鷹狩りの際の休憩所としても利用されていました。残念ながら、戦争により松、燕、鷹の各御茶屋は消失しましたが、2010年に「松の御茶屋」、2015年に「燕の御茶屋」、2018年に「鷹の御茶屋」が史資料に基づいて忠実に復元されました。これにより、往時の美しい景観が見事に蘇りました。
イベントの詳細
日時
- 1回目:午前10時30分
- 2回目:午後1時30分
各回は約90分ほどの講演となります。
場所
- 参加者は「御茶屋」内で靴を脱ぎ、伝統的な畳に座っての聴講となりますので、靴下の着用を推奨します。少数ですが椅子も用意されています。
定員と参加方法
各回25名(中学生以上)。事前に申込が必要で、先着順となります。申込は以下のリンクから行えます。
申込期間は2025年2月24日(月・休)の午前10時から、定員になり次第締め切ります。
参加費
参加費は無料ですが、入園料が別途必要です。
講師について
- - 春日井道彦(公益財団法人文化財建造物保存技術協会参事)
- - 富沢晃(公益財団法人文化財建造物保存技術協会副参事)
季節のお花を楽しめる庭園
当日は、園内で咲くカンヒザクラや梅、ナノハナなど、四季折々の花も楽しむことができます。いち早く春の訪れを感じることができるこのイベントをお見逃しなく。
浜離宮恩賜庭園について
浜離宮恩賜庭園は、国指定の特別名勝・特別史跡であり、歴然たる歴史と美しさを誇る場所です。1654年に松平綱重によって築かれ、徳川将軍家の別邸として利用されるようになりました。1945年に東京都に下賜され、翌年には浜離宮恩賜庭園として一般に開放されました。
住所
開園時間
入園料
- - 一般300円
- - 65歳以上150円
- - 小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料。
浜離宮恩賜庭園での特別な体験を、ぜひお見逃しなく。これを機に、日本の歴史や文化財に対する理解を深めてみませんか?