地域との絆を育む「こども食堂 けーゆーはうす」
関西大学提携の国際学生寮『KU I-House』にて、11月9日に行われた第8回こども食堂『けーゆーはうす』。このイベントは、株式会社共立メンテナンスによって運営され、国際的な交流を図ることを目的としています。
参加者は、29名の子どもたちと16名の寮生ボランティア。和気あいあいとした雰囲気の中で、無料の温かい食事が提供され、紙粘土を使った工作や歯科医の歯磨き講座なども行われました。これにより、単に食事を摂るだけでなく、学びや楽しみの時間も共有されました。
学生が作り出す交流の場
「こども食堂 けーゆーはうす」は、レジデント・アシスタント(RA)プログラムの一環として行われています。寮生が自主的に企画・運営するこのイベントは、地域の子どもたちとの交流を通じて、食物教育や異文化理解の促進を狙ったものです。
普段は学生専用の環境でありながら、地域の子どもたちを迎え入れ、国際的な雰囲気の中で親しみやすい体験を提供しています。
満員御礼、地域との結びつき
寮長のハムレット氏は、「申し込みが開始されると、わずか一週間で満員になるほど、地域社会に浸透している」と感慨深げに語りました。
アクティビティでは、参加した子どもたちがそれぞれの個性を生かし、ユニークな作品を作り上げる様子が見受けられました。この取り組みを通じて、学生と地域の人々が新たなつながりを築く姿が印象的です。
多文化が交差する学びの場
「KU I-House」では、異なる文化が日常的に交わっています。この国際的な環境が、こどもたちにとっての貴重な成長の機会となり、彼らが世界に対して開かれた視野を持つ手助けとなることを目指しています。
寮生たちも、自身の文化を共有しながら、地域の子どもたちとの交流に興奮した様子でした。方法や思考の多様性を実感しながら、楽しい時間を過ごしました。このような経験は、後の学びにおいても重要な影響を与えるでしょう。
今後の展望と地域貢献
共立メンテナンスは、今後も定期的にこども食堂を開催し、地域の子どもたちの安心して楽しめる場を提供し続ける計画です。地域社会との連携を深め、寮生も含めたより多くの人々が参加できるイベントを推進していくとのこと。
この活動は、異文化理解を育み、次世代を担うためのグローバル人材の育成にも寄与することを目指しています。地域の活性化と共に学生たちの成長へとつながるイベントとして、これからの展開が注目されます。
概要
開催日時
2025年11月9日(日)
開催場所
関西大学提携国際学生寮『KU I-House』A棟食堂
〒564-0063 大阪府吹田市江坂町5丁目8-2
実施内容
食事提供(ミニヒレカツのカレー・唐揚げ・スープ)・紙粘土工作・歯磨き講座
まとめ
本イベント『こども食堂 けーゆーはうす』は、地域との関係を深めつつ、学生たち自身が主体的に運営することで、未来を見据えた学びと成長の場となっています。今後の活動にぜひとも期待したいところです。