IHI、従業員の意識を変えるDE&Iプログラム
株式会社IHIが全従業員約2万人を対象に、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)をテーマにした対話型のeラーニングプログラムを導入しました。このプログラムは特定非営利活動法人クロスフィールズが開発し、受講者間の対話を通じてDE&Iの理解を深めることを目的としています。
1. DE&Iの重要性と現状
現在、多くの企業がDE&Iを経営戦略の核心に据えています。しかし、言葉を知っていても、現場で実践することや「自分事化」が進まないという問題が見受けられます。IHIでは、これらの課題を解消すべく、2024年と2025年度の全社施策としてDE&Iの理解を促進する研修を展開しています。この背景に、従業員がDE&Iを自らの問題として受け入れる重要性があります。
2. 対話型eラーニングプログラムについて
本プログラムは、約1時間で受講可能なコンテンツが特長です。内容は、視覚障害者スタッフや多様な職務に従事するIHIの従業員が出演し、個性の捉え方について理解を深めるものです。また、360度映像を通じての「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」体験や目を閉じた状態での自己紹介を取り入れることで、普段とは違った視点から個性を考えるきっかけを作り出しています。
3. 受講者の反応と意識の変化
全ての受講者から寄せられた15,393件のアンケート回答によれば、約6割の受講者が「DE&Iを推進したい」というポジティブな意識の変化を実感しています。この結果からも、プログラムが意図していた「行動変容につながる理解の深化」が達成されたことが確認されました。受講者の声としては、「自分もダイバーシティの一員であることに気づかされた」や「アンコンシャス・バイアスの重要性を理解した」といったものが挙げられています。
4. 今後の取り組みとイベント案内
今回の取り組みは、IHIの人事部 DE&Iグループアシスタントマネージャー井上氏によって強く支持されており、「本プログラムは、従業員が自らの感性でDE&Iを認識する貴重な機会になった」と語っています。また、DE&Iの推進には個人の意識変容と対話の文化が不可欠であるとの見解も示されています。
4月23日には、本プログラムの価値を深掘りする無料イベントが開催されます。興味がある方はぜひ参加を検討してみてください。
5. クロスフィールズの使命
NPO法人クロスフィールズは、社会課題を解決しリーダーの育成を目指す団体です。企業の従業員が現地のNPOや社会的企業と連携し、留職プログラムなどを通じて課題解決に取り組むことで、持続可能な社会の形成を実現しています。今後も対話を重視し、個性を生かせる社会の構築に向けた活動を続けていく所存です。
このプログラムの詳細や今後のイベントに関心がある方は、ぜひクロスフィールズの公式ウェブサイトで情報をご確認ください。