KOMORIが丸山チラーを完全子会社化
株式会社小森コーポレーション(KOMORI)は、半導体製造装置向けのチラーメーカーである丸山チラー株式会社の株式譲渡契約を締結し、丸山チラーを完全子会社にしたことを発表しました。この動きは、KOMORIが新しい事業領域、特にプリンテッドエレクトロニクス(PE事業)の強化を目指す戦略の一環です。
KOMORIの新中期経営計画
大正12年に創業したKOMORIは、印刷機械メーカーとしての伝統を持ちながら、現在はデジタルプリンティングシステムへの注力を増しています。2025年3月期からスタートする第7次新中期経営計画では、特にPE事業の拡大を重要視しています。
KOMORIは、子会社の株式会社セリアコーポレーションを通じてPE事業を展開しており、顧客基盤の拡大が今後の課題となっています。この背景には、新しい市場への展開が求められる中で、高品質な製造装置の需要に応える必要性があるからです。
丸山チラーの技術力
丸山チラーは、昭和44年に設立され、「ものづくりの技術の頂点を追求し、社会に貢献する」という理念のもと、オーダーメイドのチラー製作を行っています。同社は高精度な温度制御技術を持ち、半導体製造分野におけるリーディングカンパニーとして知られ、日本国内外のクライアントから支持を受けています。国際的な安全規格認証も多数取得しており、品質への強いこだわりを持っています。
また、丸山チラーは、東京、台湾、上海、アメリカ、シンガポールといった国際的な顧客基盤を有し、その信頼関係と長年の実績を基にして、今後も適切な顧客サービスを行う予定です。
シナジーの可能性
KOMORIが丸山チラーを完全子会社化したことで、両社の技術や人材、そして生産基盤を融合させることが可能になります。これにより、半導体分野での競争優位性を中長期的に確立し、企業価値の向上が期待されます。
契約は2026年7月29日に締結され、丸山チラーは2027年3月期第3四半期以降、KOMORIの連結子会社となる見込みです。この株式取得に伴う業績や財務状況の詳細については、現在精査中であり、発表すべき事柄があれば速やかにお知らせするとのことです。
以上、KOMORIが展開する新たな取り組みと、その影響について詳しくお伝えしました。今後の成長戦略に注目です。