新潟燕市と三栄コーポレーションがタッグを組み欧州市場へ参入

新潟燕市と三栄コーポレーションの協力関係

新潟県燕市は、その独自の金属ハウスウェア商品で有名な地域です。ここにある燕商工会議所は、地方のブランドを育成し、広めるために様々な取り組みをしています。最近、その燕商工会議所と三栄コーポレーションが手を組み、新たな展開を開始しました。この提携は、日本の優れた商品を欧州市場に広めるための重要な一歩となります。

燕市とその商品

燕市は、金属洋食器の生産量が全国の約90%を占める、まさに金属製品の宝庫です。一流の技術を持つ職人たちが高品質な製品を生み出しており、そうした商品は国内外で高い評価を得ています。燕商工会議所は、「メイド・イン・ツバメ」プロジェクトを推進し、燕産の商品が持つ品質の高さを消費者にアピール。登録商品には「Made in TSUBAME」のロゴを付与し、消費者に明確な製品の良さを伝えています。

三栄コーポレーションの国際展開

三栄コーポレーションは、東京都台東区に本社を置く企業で、家庭用家具や調理家電、衣類雑貨などを扱う専門商社です。最近、ドイツのデュッセルドルフに拠点を置くドイツ三栄株式会社は、当地のサプライヤーと代理店契約を結び、欧州における販路拡大を進めています。また、この度の燕商工会議所とのパートナーシップ契約により、燕市のサプライヤーを支援し、より強固なグローバルネットワークを構築する方針です。

策定された目標と活動

三栄コーポレーションは「SANYEI 2025」という中期経営計画を策定しており、その中で『海外売上の拡大』を重要戦略として掲げています。この新たな提携により、燕商工会議所とともに、新潟の優れた製品を国際市場で広めるための具体的な施策が進むことでしょう。秋にフランス・パリで開催される「Maison & Objet」では、燕産の製品を紹介するブースを設け、来場者にその魅力をアピールする予定です。

地域ブランドの強化

燕商工会議所は、地元産の製品が持つ競争力を高め、消費者にその魅力を伝えることを先導しています。このプロジェクトは地域経済の活性化に寄与し、燕市全体のブランド价值を引き上げることを目指しています。三栄コーポレーションとの提携により、地域の職人たちが生み出す製品が世界中で評価されることを期待しています。