衣料品回収を通じて環境保護に貢献する新プロジェクト始動

大阪を拠点に活動するJR西日本SC開発株式会社が、株式会社コネルと共同で「服の決まり手 82手」という新プロジェクトを進めることになりました。このプロジェクトは、環境省の「デコ活」推進事業に採択され、2025年夏から本格始動します。

プロジェクトの背景と目的

このプロジェクトは、衣料品の廃棄を減少させることを目的としています。具体的には、「捨てる」以外の選択肢を提供し、消費者が自発的に環境保護に貢献できるよう働きかけます。最近関心が高まっている脱炭素社会の実現に向け、日常生活においても取り組むべき課題となっています。

楽しみながらの行動変容を促進

「服の決まり手 82手」という名前は、相撲の決まり手からインスパイアを受けたユニークなネーミングになっています。お相撲さんをモチーフにしたキャラクターが登場し、環境問題に対する親しみやすさを演出。これにより、より多くの人々に関心を持ってもらうことを目指しています。

ショッピングセンターは、洋服を購入する場所だけでなく、衣料品をリサイクルする拠点になることを目指し、道具を提供します。消費者が気軽に参加できるようなイベントやキャンペーンを実施する予定です。

衣料品回収BOXの設置

2025年5月28日から、先行してルクアの4階に設置される衣料品回収BOXでは、不要になった衣料品を受け付けます。服は「めっちゃええ服」（まだ状態が良い服）から「さようなら。なんとかなれ」（再生困難だがなんとかしてほしい服）という選別基準で分けられます。

回収された衣料品は、ブックオフやその他のパートナー企業と協力し、リユースやエネルギー化を通じて社会に還元されます。この過程を通じて、衣類の新たな生き方を提案していくのです。

具体的な取り組み内容

- 消費者の意識変革: ショッピングセンターという身近な場所を利用し、捨てる以外の選択肢に触れることで、消費者の意識の変革を促進します。
- PR活動: 駅直結の商業施設を最大限に活用したPR展開が行われ、デジタルサイネージや体験イベントなどを通じて、より多くの人々にアプローチできるよう努めます。
- 協業パートナーとの連携: さまざまなサービスを提供する企業との協業により、「捨てる」以外の選択肢を提示します。これにより、環境問題に対する関心を喚起し、より多くの人々が参加できるようなプラットフォームを提供します。

まとめ

「服の決まり手 82手」プロジェクトは、単なる衣料品回収にとどまらず、社会課題解決に向けた新たな希望の星となることを目指しています。関心のある企業は、協業や共創の機会を提供しています。今後、より多くの人々がこのプロジェクトを通じて環境保護に取り組むことが期待されます。

お問い合わせは、JR西日本SC開発株式会社の未来価値創造部まで。