ホテルノルムエア富士が世界的デザイン賞で栄誉獲得！

hotel norm. air fujiが世界的デザイン賞を受賞

先日、株式会社studio acca設計の「hotel norm. air fuji」が、世界的に権威あるデザインコンペティション「A’ Design Award & Competition 2022-2023」でシルバー賞を受賞しました。デザインの世界では特に名誉なこの受賞について、代表の石井勇人氏は「この評価を大変嬉しく思います。プロジェクトに関わる全てのメンバーにとって、名誉なことです」とコメントしています。

受賞の背景

「hotel norm. air fuji」は、特に“チル”と“アート”をテーマにしたプライベートホテルです。デザインコンセプトとして、センシティブでノスタルジック、さらにはミニマルな要素が盛り込まれています。目的は、ラグジュアリーな“チル”体験を人々に提供することです。

河口湖の美しい景色を最大限に楽しむために設計されたこのホテルには、屋根付きのバルコニーがあり、訪れた人々がまるで空中に浮いているかのような感覚を得ることができます。この特別な空間では、自然環境に溶け込むデザインが施され、外観は黒で統一され、周囲に影響を与えない配慮がなされています。

デザインの特徴

また、室内空間は物理的な間仕切りを設けず、床の高低差や座った時の視点の変化で分かれています。これにより、リビングからバルコニー、さらにはアウトドアバスルームまで、すべてがつながった広がりのある空間として感じられます。

魅力的な宿泊体験

このホテルは2022年7月16日にグランドオープンし、1日1組限定の貸切利用が可能です。空・森・湖が一望できる大きな窓からは、まるで空に浮かんでいるかのような視覚体験を楽しむことができます。雨の日や冬季でも、屋内に設置されたアートやコンテンツを利用して多くの楽しみを得ることができるように設計されています。

特に注目すべきは、アイランドキッチンとダイニングエリアです。料理をしている人と一緒に過ごす人々の視線が交まり、全員が一体感を持てるような設置がされています。リビングスペースとの高低差を利用した設計により、物理的な仕切りがなくても異なる空間を意識させる工夫がされています。

最上階のバルコニーは、屋内外の境界が曖昧な空間として、自然とともに過ごす時間を演出しています。全開放できる大きなサッシを開けるだけで、ダイニングエリアとバルコニー、さらにはアウトドアバスルームやサウナが一体となった空間を楽しむことができます。

アートと空間の融合

「hotel norm. air fuji」では、エントランスホールで定期的にアート作品が変わります。どのようなアートでも受け入れられるように、壁がキャンパスとして設計されています。これにより、どんなシーンでも美しい空間を維持することが可能です。

また、パウダールームのデザインにも工夫が施されています。シャワー室から見えるボタニカルスペースや、洗面台に大きな鏡が設置されており、利用者に悦びを与える空間が計画されています。

studio accaについて

株式会社studio accaは、2004年に設立された一級建築士事務所で、2017年には法人化しました。「人と人とをデザインでつなぎHappinessをつくる」をモットーに、住宅や別荘等の設計を行っています。二拠点居住の新たなライフスタイルが注目される中、studio accaは河口湖などの地域でのプロジェクトを増やしています。

「hotel norm. air fuji」は、自然とアートが調和した新たな宿泊の形を提案します。訪れたどなたも、心落ち着くチル体験を通して非日常を楽しむことができるでしょう。ぜひ、実際に足を運んでみてください。