福岡に新しいスタートアップの拠点、CIC Fukuoka
2025年4月、福岡市の「天神ビッグバン」エリア内に新たなイノベーション拠点「CIC Fukuoka」が誕生します。これに伴い、CICのゼネラル・マネージャーに清水邦彦氏が任命され、今後この場所が九州のスタートアップエコシステムを活性化することが期待されています。
CICのビジョンと福岡の地理的優位性
Cambridge Innovation Center(CIC)は、米国マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置く、起業家やスタートアップ企業を支援するイノベーション・キャンパスのグローバルリーダーとして知られています。CIC Fukuokaの開設は、九州エリアのスタートアップに対して国際的なつながりを生み出し、より多くのビジネスチャンスを創出する流れを促進するでしょう。
福岡市は、その地理的優位性や住環境の良さから、アジアの各都市からのアクセスが容易で、スタートアップにとって魅力的な場所となっています。清水氏は「福岡の活気あるコミュニティと共に、イノベーションの新しい波を作り出していけることを楽しみにしています」とコメントしています。
清水邦彦氏の略歴と期待されるリーダーシップ
清水氏は、入社当初から大手商業用不動産仲介会社でキャリアをスタートし、その後、米国や英国にて合計300,000平米以上のリーシングマネジメントの経験を有する実力者です。特に、2023年にはCIC東京のセールス・ディレクターを務め、そこで得たノウハウをCIC Fukuokaに活かすことが期待されています。
「日本のスタートアップ界において、CIC Fukuokaが新たなイノベーションを生み出す拠点になることを確信しています」と清水氏は語ります。
パートナーシップの強化と地域の期待
福岡でのCIC Fukuokaの開設に際し、西日本鉄道株式会社の野嵜武秀氏も清水氏の就任を歓迎しています。「国内外のビジネスパーソンが交わることで、新しいモノやコトが生まれる拠点を目指します」とコメントし、関係者全体が一丸となってサポートする姿勢を示しています。
未来を見据えるCICの取り組み
CICは、1999年に設立以降、スタートアップの成長を支援するために、世界各地に共有ワークスペースやイベントスペースを提供しています。日本、アジア、そして世界中の企業に対して、事業成長を助ける最高の環境が整えられています。
福岡市におけるCICの新たな拠点設立は、この地域の経済活性化やスタートアップシーンの国際化に大きく貢献することになるでしょう。これからの動向にしっかりと目を向けていきたいものです。